工藤吉生さん
のうた一覧
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ああ人は諭吉の下に一葉をつくり英世をその下とした
平成二十七年三月二十日
5
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目の前に吊革がある吊革の等間隔にさびしさがある
平成二十七年三月二十日
4
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人生に形式はあり逸脱の日ごと広がり心もとなし
平成二十七年三月十九日
2
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朝の陽のまぶしすぎれば回想のようで遠くに自転車のひと
平成二十七年三月十九日
4
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あの日からおかしくなったツイートが今夜もミシリミシリ這いずる
平成二十七年三月十七日
2
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思ったが怖くて言えない悪口をうまく探してリツイートした
平成二十七年三月十七日
3
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オレのことに見える批判がどしどしと寄せられている夢のツイッター
平成二十七年三月十七日
1
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ぱぴぷぺのポップコーンに固いのがあって口からいま出すところ
平成二十七年三月十日
1
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夢の中の弟はまだ小さくてこちらを向いた不安な両目
平成二十七年二月二十一日
4
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のたれ死にしたことがある気がしてる照らされてオレンジの歩道橋
平成二十七年二月二十一日
2
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水道の蛇口は俺の顔なんざハナから真面目に映す気がねえ
平成二十七年二月十三日
4
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生き死にを軽く扱うことにより軽くなりうる苦しみがある
平成二十七年二月十三日
4
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礼というよりはつかのま下を向くくらいでよいと思われている
平成二十七年二月十三日
2
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太陽を映して光る窓みたいに君がまっすぐ先生を見る
平成二十七年二月六日
4
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おのおのの枝ひんまがる樹の下で言われるままの愛であったな
平成二十七年二月六日
4
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妹が弟が母が暑いと言う言わないオレも汗だくである
平成二十七年一月十二日
4
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君が笑うたんびにオレのラーメンに息がかかって不味くなるんで
平成二十七年一月十二日
3
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夕闇に汚点のようにへばりつく校章を持ちわが校舎立つ
平成二十七年一月六日
3
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広告の集合である球場のすごくゆっくりしたファインプレー
平成二十七年一月六日
3
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まず型を身につけそれを壊そうと言った自分の歯の裏なめる
平成二十六年十二月二十九日
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