工藤吉生さん
のうた一覧
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「シャツのボタン片手で外すとかっこいい」ゴリラみたいなタカシが言った
平成二十四年二月十一日
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セックスをするためだけに会っててもそうは言わないくらいに紳士
平成二十四年三月二日
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挨拶をするためだけにいるようなあなたはいい人だったサヨナラ
平成二十四年三月三日
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女という文字が飲み屋で足を組み男という字を誘惑してた
平成二十四年三月五日
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変態と自称できてるうちはまだたいしたことはないとみていい
平成二十四年三月十六日
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7days100tanka46首...
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リセットを押しながら切る電源のように最後は目をつむりたい
平成二十四年三月二十七日
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楽器屋のピアノでドラクエ4「戦闘」弾けば店員出てきて拍手
平成二十四年四月二十三日
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「犬のフン持って帰れ!!」が達筆な2丁目6の10黒田邸
平成二十六年五月十四日
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オレだけをほめてほしいとそれとなくごまかしながら言いたいだけだ
平成二十六年五月二十三日
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サスペンスドラマの死体に(動くなよ)(うまくやれよ)と励ます心
平成二十六年七月三日
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楽曲が人間ひとりの一生と感じられればその死まで聴く
平成二十六年八月九日
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ばらばらなブラスバンドの練習のそのばらばらに聞き入って春
平成二十六年九月十七日
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派出所の前に立ってる警官の動かないまま小雨はつづく
平成二十七年七月十三日
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遊びにも緩急があり鉄棒に子供らもたれかかる午後四時
平成二十七年十二月十五日
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柄にもなく深刻なことを考えていたら畳がずいぶん近い
平成二十八年一月五日
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オレの何がダメなんだろと書き込んでいるからダメなんだろとの指摘
平成二十八年一月六日
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ぴかぴかなボールを壁に当ててる子壁はよけずに受け止めかえす
平成二十八年二月二十七日
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朝の陽が暴いてみせる蜘蛛の巣になにかこまごましてゆれるもの
平成二十八年四月九日
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泣きながら登校する子とすれちがい地面に落ちる一滴を見た
平成二十八年五月十四日
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この当時オレが笑っていたなんて信じ難いが夏の一枚
平成二十八年八月十五日
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