工藤吉生さん
のうた一覧
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全否定された生き方貫いてどこまでだって不幸になる気
平成二十五年八月二十日
2
うたつかい 第13号
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ブレーキが雀の声で鳴く朝の長い下りの坂道を行く
平成二十五年八月二十日
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角川「短歌」2013年5月号 公...
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自転車にクルマにそっちの人達に踏みつけられて木の葉晩年
平成二十五年八月二十日
2
短歌研究 2013年5月号「うた...
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四種類小袋つけば面倒なカップ麺だと嘆きたくなる
平成二十五年八月十九日
2
短歌研究2013年5月号 「短歌...
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洗面所ゆびを洗えば水滴は袖から肘へ潜って滲む
平成二十五年八月十九日
3
「塔」2013年5月号
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言い逃れできぬ話を聞きながら指紋の迷路も行き詰まってる
平成二十五年八月十九日
2
「塔」2013年5月号
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右から来た仕事を受け流さずにやるムーディー勝山の手をにぎりしめ
平成二十五年八月十四日
3
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どこからがどこまでだろうれれれのれさくら葉桜モラルハザード
平成二十五年八月十四日
2
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触ったら噛みつく場所を知っていて触って噛みつかれている月曜
平成二十五年八月十四日
4
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バリカンはオレに痛みを与えずにしずかにふるえ頭をよぎる
平成二十五年八月十一日
5
短歌研究2013年4月号 「うた...
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エアリプのつもりだろうか相手する気にもならん と入力し消す
平成二十五年八月十一日
3
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とりあえずビール運ばれとりあえず生きてるオレはカルピスを飲む
平成二十五年八月七日
4
「塔」2013年4月号
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破かれた網戸の端が曇天を横切る風の言いなりとなり
平成二十五年八月七日
4
「塔」2013年4月号
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展示室ほこりをかぶりひび割れた空のケースに目と足が向く
平成二十五年八月七日
3
「塔」2013年4月号
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高ければ買えないけれど安ければひどい代物かもと疑う
平成二十五年八月七日
7
「塔」2013年4月号
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そそくさの万引きマンボこんもりと杜の都の恥部春めいて
平成二十五年八月六日
3
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オレが見た瞬間ネギが倒れ込むオレに立て直してもらうため
平成二十五年八月六日
4
角川「短歌」2013年3月号 公...
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さわやかな女性の声の回収車の窓から垂れる腕たくましく
平成二十五年八月六日
5
角川「短歌」2013年3月号 題...
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祈っても祈りきれない祈りありコップのふちに蝿うずくまる
平成二十五年八月六日
4
角川全国短歌大賞 秀逸
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盲人のための凸凹した床の上を知らずに通過する蟻
平成二十五年八月四日
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