灰色猫さん
のうた一覧
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一夜のみ私と君を出会わせる夏めく花は夜空にひらき
平成二十九年八月五日
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桃色の夕焼け空は惑星が月へともらす吐息のようで
平成二十九年八月五日
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僕の手と君の手のひら繋がって千夜一夜の海の始まり
平成二十九年八月五日
16
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からっぽの器を授かり生まれたの苦楽を満たし死んでゆけるの
平成二十九年八月四日
16
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北極の風が詰まったエアコンにしょっちゅう僕ら夏を盗まれ
平成二十九年八月四日
11
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あったかい雪にうもれて死んでるのとても暗くて幸せなのよ
平成二十九年八月四日
11
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落とされた奈落の底で待ってるよお前も罪にまみれてるだろ
平成二十九年八月四日
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歌とは関係ないですが、地元、滋賀...
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ずぶ濡れの家路に注ぐ雨粒が泣いてもいいよと頬を流れる
平成二十九年八月三日
19
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失読症読めないままに増えてゆく本よいつかは私の糧に
平成二十九年八月三日
14
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憧れた夢を数える満ちたもの満ちなかったもの忘れないよう
平成二十九年八月三日
13
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白色も心の黒も詠みたくてボーダーラインの灰色猫に
平成二十九年八月三日
18
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夏の夜の潮騒響くオルゴール海を知らない人が泣きおり
平成二十九年八月二日
16
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いつの世も情熱だけが道しるべ先駆者でさえ拒む勇気を
平成二十九年八月二日
13
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柔肌はつばきの如く色づいて許されずとも逢瀬の闇へ
平成二十九年八月二日
15
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古に契った恋の約束は幾千年の輪廻の果てに
平成二十九年八月二日
14
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ひぐらしの声降る森の参道をふふむ花見つ涼しく登る
平成二十九年八月二日
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言の葉を繋げてゆくこと詠うこと僕らはきっと語り部なんだ
平成二十九年八月一日
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体にも色んな苦悩があるんだね仕方ないねと毒薬与え
平成二十九年八月一日
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もう二度と巡ってこない熱闘のその青春のマウンドに立つ
平成二十九年八月一日
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あるがまま綴る言葉は時として恋文であり遺書でもあるね
平成二十九年八月一日
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