灰色猫さん
のうた一覧
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陽にかざす脱いだ軍手に空いた穴この箇所たぶんたぶん春風
令和五年三月十九日
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生きるとはなんであるかと箇条書きしている人と炎を囲む
令和五年三月十九日
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温かく膨らむパンのようだったあなたを埋める木陰の庭に
令和五年三月二十日
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アルジャーノン ヨルシ...
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さくらという名前になってブランコを漕いでは咲いてしまう子供ら
令和五年四月三日
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水色の手毬の花へふんわりと留まる心を洗う朝澄み
令和五年六月五日
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梅雨の歌会はじめてみました ...
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丸まって眠りに落ちるわたくしは孵らなかった蝉の幼虫
令和五年八月二十二日
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水色の羽をもつらむまぼろしのせみを食して月へ帰らむ
令和五年八月二十二日
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黒髪に黒しあさがほ結ひあはせ君を彩なす死化粧を終ふ
令和五年八月二十六日
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皆様ありがとうございました ...
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またきみのまぼろしをみるまたきみのまぼろしをみる線香花火
令和五年九月五日
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遅れましたが火の歌会はじめました...
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ひぐらしがまだ鳴いているまだ夏を生きていたいと森が鳴いてる
令和五年九月八日
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君の髪へ積もりし雪にふれられず雪に香りはあるのかと問ふ
令和六年一月二十四日
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行かないで 別れを惜しむかの如く 光る若草 素足に触れゆく
平成二十六年五月十日
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昼間コンビニへ外出中にて
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尿道にカテーテル 点滴打たれ 全身拘束 おむつされ 悪夢と思えど 現実でした
平成二十六年四月二十七日
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医師も介護視も食事も薬もすべて信...
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白い目で障害者を見る奴らなど 俺のギターでぶん殴ってやる
平成二十六年五月十五日
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精神病棟に入院して世界の見方が色...
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深い深い 水脈で 海と涙が共鳴し 苦しい日には 海に呼ばれる
平成二十六年六月三日
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獰猛さ 失い 檻の中 野生忘れた 豹を見つめる
平成二十六年六月四日
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もうだめな時この風船割ってください夏の潮風満ちているから
平成二十六年六月四日
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閉ざされた扉の向こうガラス越し 手と手をあわせ想いあふれる
平成二十六年六月七日
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美醜にこだわってはいけない姿なき輝きこそ信頼できるもの
平成二十六年六月八日
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二首目 「困ったら足元を固めな...
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奇跡など珍しい事でもないあなたが見る花もあなたも奇跡だ
平成二十六年六月九日
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