舞 さん
のうた一覧
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散りゆくに未練は無くて五月晴れ明っけらかんと花は消えゆく
令和二年五月十二日
6
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山の幸手のひらに受け湧き水を妻といただく青空の下
令和二年五月十一日
8
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華やかな花売る店にひとならぶ吾れには虚し母の日の花
令和二年五月十日
8
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タンポポに散った桜の花びらが別れを告げて風に運ばれ
令和二年五月十日
5
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ボンヤリと五月の空を眺めてはテレワークする家も窓際
令和二年五月九日
12
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星の名を幾つか覚え ひと の名も知りては秘する少年のころ
令和二年五月八日
7
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若夫婦ベビーカー押し笑みつつに何をか語るランドセルコーナー
令和二年五月七日
4
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花のなかオッサンひとり母の日の花予約する多分親不孝者
令和二年五月六日
6
してやれる こともできずに 気が...
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シャボン玉追う幼さな子の手のなかに弾けて消える虹二つ三つ
令和二年五月五日
10
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散るのちに青葉の桜朽つのみのひとの身悼み花ぞ降り来る
令和二年五月四日
10
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故郷の星降る岡に弔いし僕の翼は墓碑銘もなく
令和二年五月三日
5
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人のよのしがらみ忘れのたりかな川のせせらぎ聞きつ眺めつ
令和二年五月二日
10
三密をさけて人居ない所でボーっと...
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校庭の今年の桜子どもらは知ることはなくひとつ大人へ
令和二年五月一日
6
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顔を想うも苦し名こそ秘すこの身うつつに消えぬこの間は
令和二年四月三十日
7
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秘す名をば言の葉に呼ぶ夜衣を解き交わすひと 夢と知りせば
令和二年四月三十日
11
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買い出しに父は子を抱き母はカゴマスクに負けぬ笑みは洩れつつ
令和二年四月二十九日
10
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豊平の清し流れは花待ちて今目覚めんと北のはや春
令和二年四月二十八日
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札幌を流れる石狩川水系石狩川支流...
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ささやかな神話ひとつを聞くごとく花の名ひとつ教えられたり
令和二年四月二十七日
17
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老い人のカップルたちも手をつなぐ共に相手をささえ合うため
令和二年四月二十六日
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虚ろなるまなこで眺むウイルスニュース心配させる父母ももう無く
令和二年四月二十五日
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