舞 さん
のうた一覧
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いち日を終わりて酌める酒の酔いいち日減りし生を悼みて
令和二年十一月十三日
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ランドセル揺らして走る子どもらの吐く息白し霜月の朝
令和二年十一月十二日
7
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いにしえのみかき守りらの焚く火ほど今には儚き成らぬ思いは
令和二年十一月十一日
1
御垣守(みかきもり)衛士(ゑじ)...
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風雪に磨かれ来たる老夫婦やや似たる顔共に寄り添い
令和二年十一月十一日
7
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朝騒ぐ雀ら何処にねぐらするみぞれ寂しき石狩の街
令和二年十一月十日
8
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いち葉のまたいち葉の落つ秋の暮れる夕日は街の灯も染め
令和二年十一月九日
8
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歌詠む日ただ愛でる日もいち日はいのち費やす同じいち日
令和二年十一月八日
5
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雨の日の眠らぬ街の煌めきはおんなの流す泪のように
令和二年十一月七日
3
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勇魚取りシリウスめざし一の銛放つがごとき木枯らしの声
令和二年十一月六日
3
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地蔵へと枯れ葉いち葉手向けする秋風のふく日本晴れかな
令和二年十一月五日
7
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落葉の濡れて淫らに踏まれゆく破れた恋を人に偲ばせ
令和二年十一月四日
4
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赤トンボねいやは去りて白秋忌ギヤマン満たす酒さえ寒く
令和二年十一月三日
7
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野良犬が傷舐めるよに火の酒を舐めては吐息哭き声にも似て
令和二年十一月二日
4
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これ持って!ここで待ってて!パパていう優し生き物おちこちに居て
令和二年十一月一日
5
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海渡る蝶あると聞く何事も為さずに終わる吾が秋の暮れ
令和二年十月三十一日
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紅顔の少年老いてうつりゆき降る紅葉に憂いは深く
令和二年十月三十日
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こぼれ出た愚痴を満たした冷や酒を背中くぐめて啜る老い人
令和二年十月二十九日
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枯れ葉踏むかそけき音のなにかにともの思わせる午後の小春日
令和二年十月二十八日
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去る父と吾の歳とを数えてはひとり酒する似た手付きして
令和二年十月二十七日
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あと幾つ 父逝く歳と 我が歳を ...
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すすき穂か揺れて呼ぶ月寂しげな痩せた三日月我が影写す
令和二年十月二十六日
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