舞 さん
のうた一覧
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ふるさとの深山に立てる草木の慰霊の塔に秋は果てつつ
令和三年十一月七日
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母は姉姉は妹手をつなぎ姉は両手をしっかりと持ち
令和三年十一月六日
5
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「酒呑みが呑めんくなったらおしまいさ」父の背思う酒余す夜に
令和三年十一月五日
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人を恋う思いに染まるひとの身をなを染めてゆく秋のもみじ葉
令和三年十一月四日
11
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三日月のウサギを探す旅をして気付けば老いて見上ぐ満月
令和三年十一月三日
5
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ひと去りて素足冷たき砂浜の貝狩る妻に潮騒の音
令和三年十一月二日
12
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分け入れば身の染まりゆく紅葉のみ山も茂に赤や黄の山
令和三年十一月一日
10
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カムイらもコロボックルも冬支度「チカホ」行き交う人にまぎれて
令和三年十月三十一日
9
札幌市さっぽろ駅と大通駅の間をつ...
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乙女子の眠たげな顔どんな夢見ては目覚める永久の秘密か
令和三年十月三十日
7
地下鉄の朝
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ひとり居て秋の暮れゆく夜半の酒影と語らい月と戯れ
令和三年十月二十九日
7
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忘れてたひとを恋する心など思い出させる秋の夜の酒
令和三年十月二十八日
11
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濃紺のセーラー服のスカーフの結び目かたき霜降のころ
令和三年十月二十七日
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冬たつを待つ霜降の頃
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秋の夜はものこそ思え独り酒沁みては苦き酔いにゆだねて
令和三年十月二十六日
9
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子の頃の菓子今食えばややビミョーこんなもんさと吾を慰め
令和三年十月二十五日
4
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宇宙の空ひかりゆく旅ひと名付く言葉うつくし光年という
令和三年十月二十四日
3
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乳飲み子を抱く母から豊穣の香のにおいたつ午後の小春日
令和三年十月二十三日
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幼な子を 抱く若妻 乳房には 敵...
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ビニ傘に滴る雨の神無月桜紅葉に春を偲ばす
令和三年十月二十二日
5
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風呂帰り助手席の妻うとうととややスピードを控えめにする
令和三年十月二十一日
7
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翔ぶことを忘れて朽ちるピーターパン金色の粉ふる者もなく
令和三年十月二十日
3
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丸い月思い出させる若いころ恋したことを失くしたことを
令和三年十月十九日
7
「嘆けとて月やはものを思はするか...
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