舞 さん
のうた一覧
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童話ならやや愚かしく滑稽で少し哀しくそんな人生
令和六年八月二十日
10
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校庭にかけ声高く運動部まだ子の声も残る夏かな
令和六年八月十九日
6
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我のには妻の笑顔が妻のには我残るらんスマホの写真
令和六年八月十八日
4
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火の酒に浮かべた氷私だと小さく鳴らす女の記憶
令和六年八月十七日
3
抱いては 残る手のうち 記憶のみ...
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日焼け顔ショートカットの乙女らは試合帰りか健やか笑顔
令和六年八月十六日
7
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我らさえ生き着き難きふるさとへ背に負い歩む「ツレテッテクレ」
令和六年八月十五日
7
年長者の知人より 終戦、満州か...
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訪ね来よ迎え火なくも穏やかに語りて聞かせ我の子の頃
令和六年八月十四日
10
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カメムシもカメムシなりに生きてるか俺と同じに精いっぱいに
令和六年八月十三日
4
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何となく何気無いことポツポツと妻と語りて過ごす夜かな
令和六年八月十二日
7
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声止まり蝉二匹居て離れてはまた鳴く声のやや艶っぽく
令和六年八月十一日
6
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蝉時雨暮れて蛙の集く声ともに一日を名無き湯の宿
令和六年八月十一日
9
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黒髪を愛でて吐息の音もなく遠き花火の色の追憶
令和六年八月十日
6
黒髪を 愛でて優しき 言の葉を ...
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二人のみあるがごとくに満天の星降る夜にすだく秋虫
令和六年八月九日
7
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お手玉を教えてくれし母はなく出来ないままに歳は経にけり
令和六年八月八日
6
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あんな声出して騒ぐか子の我も「そうだったよ」と母の声する
令和六年八月七日
8
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ひと欠片の氷浮かべた火の酒を差し出すエバの爪の紅
令和六年八月六日
6
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町内の馴染みの顔や知らぬ顔ともに輪に入る夏盆踊り
令和六年八月五日
11
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十五六浴衣おみなの紅さして金魚絵柄の背の美しく
令和六年八月四日
6
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清し風遠い花火の音のみの静か夜空に北辰高く
令和六年八月三日
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何気無く髪かきあげる仕草とかおみな性なるランドセルの子も
令和六年八月二日
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