舞 さん
のうた一覧
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ママ、ママと小さ子の声吹く雪子を庇いつつ母雪だるま
令和四年二月二十二日
5
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あなたへと似合う花など探しては歳は経にけり冬の真白日
令和四年二月二十一日
11
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赤ちゃんの母呼ぶ声に抱き上げて乳房あたえる女うつくし
令和四年二月二十日
6
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遠い日の恋の傷痕たまゆらの光りを残し消える流星
令和四年二月十九日
9
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如月の真白の雪の静やかに埋もれてこもる我と妻とは
令和四年二月十八日
8
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啄木の眺めた小樽冬の海へやむ事のなく雪は降りつつ
令和四年二月十七日
5
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「朝晩が明るくなったね」休日はのたりお茶のみ妻と語りて
令和四年二月十六日
6
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あの刻に君と僕とが居たというかすかな証し卒業写真
令和四年二月十五日
7
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仄やかに白き月夜の雪明かり窓へと灯る家の温もり
令和四年二月十四日
5
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黄昏の時にぞ出でる魔のごとく微睡む夢の初恋のひと
令和四年二月十三日
7
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父逝くにゆずり葉と言う母もなく時をたどりて我もゆずり葉
令和四年二月十二日
7
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枯れて立つ桜木の影如月の春待つものに痛き月光
令和四年二月十一日
8
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行きすぎる若き女の髪の香にふと思い出る遠き秘めごと
令和四年二月十日
6
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晩酌す雪の夜静か二人のみ宇宙の静寂に在るがごとくに
令和四年二月九日
5
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逢えぬひと偲びて開く詞花集の静寂に溢れ満たす言霊
令和四年二月八日
7
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いずこへと続いているか飛行機の雲へ手伸ばす少年の夏
令和四年二月七日
2
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主を待つ褥に座る紅の乙女のごとくケーキの苺
令和四年二月七日
2
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チカホゆく人に混じりて幾くたりかなま足エルフ春待ちかねて
令和四年二月七日
3
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大空に隠されていた妖精が凍りて出でるダイヤモンドダスト
令和四年二月六日
7
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冬の街何気に歩む乙女子にやや感動す白きナマ脚
令和四年二月五日
2
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