舞 さん
のうた一覧
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鶏も放し飼いなら飛べるとか酒の肴に呟いてみる
令和六年二月六日
9
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果てのない旅歩み生く俳人の残す一句の道は遥かに
令和六年二月五日
11
まっすぐな道で寂しい 分け入っ...
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カップルの手つなぐ背中若ければ恥じらうつばさ隠しきれずに
令和六年二月四日
7
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子を乗せた 雪舟曳く母は 振り返り 振り返りつつ 雪道をゆく
令和六年二月三日
6
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立ち呑み屋 演歌ひと節 コップ酒 空けるつかの間 恋を偲ばす
令和六年二月二日
8
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訥々とわれは晩酌妻テレビ語る語らず雪の降る夜半
令和六年二月一日
12
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泪より香典くれと 言ってやれ 悔いなく逝くと たとえ嘘でも
令和六年一月三十一日
9
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角打ちに 流れる演歌 苦酒の モッキリひとつ 空ける間の恋
令和六年一月三十日
5
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雪折れの桜ひと枝花盛る空さえ見ずに固きつぼみら
令和六年一月二十九日
11
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子を乗せたソリ引く母の背を眺め子は大人へと北国の冬
令和六年一月二十八日
11
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吹雪夜に埋もれて独り老い人は酔いの夢の間時さかのぼる
令和六年一月二十七日
8
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何をかを求めて歩む頃は過ぎ酔いに微睡み時を待つ夜半
令和六年一月二十六日
10
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夜の衣解き交わすべきひともなく夢にこそ来よ返してぞ寝る
令和六年一月二十五日
6
いとせめて恋しき時はむばたまの夜...
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雪道でスベリ笑われ また妻もスベルを笑い 敵討ちかな
令和六年一月二十四日
6
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幼な子のつくる雪玉差し出せば笑みつ語りつ母は受けとる
令和六年一月二十三日
8
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すれ違う女黒髪ほのやかな香にさざ波の頬染む男の子
令和六年一月二十二日
7
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ギヤマンの 深き琥珀の 火の酒に 揺れる氷りの 音のかそけく
令和六年一月二十一日
2
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息白く消えゆく先の三日月に添いて美し宵の明星
令和六年一月二十一日
11
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冬の街さざめき笑う少女らは花一房の雪に咲く色
令和六年一月二十日
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雪の上にいたずら書きの子らの描く笑った顔にわれも癒やされ
令和六年一月十九日
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