舞 さん
のうた一覧
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青空に不思議一つのはぐれ雲ゆらり何処へ果て無き空を
令和六年九月九日
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賢治詠む童話の中の微睡みの揺蕩う夢の初恋の頃
令和六年九月八日
6
すでに、あまりに遠くて
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そちこちに花を訪ねて小さ蝶夏の終わりのご挨拶とか
令和六年九月七日
4
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問いきたる「大丈夫ですか」大丈夫忘れてないよ子の頃の夢
令和六年九月六日
4
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ビル谷間鎮守の神社秋祭り変わりゆく街変わらぬ笑顔
令和六年九月五日
4
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少年の 少女の うなじ 脚腿に 徒にさす 黄金夕陽は
令和六年九月四日
3
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百合咲いて部屋片隅に光りさす妻買い来たる三割引の
令和六年九月三日
5
安かった。ささやかな贅沢。
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青空の 白 鱗雲 涼風に ゆるり流さる 処暑の長月
令和六年九月二日
5
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すれ違う女一夜の空蝉の髪匂いたつ玉響の夢
令和六年九月一日
5
身も知らぬ 女の 一瞬の間 夢を...
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幼き日母つけくれし天花粉天使の雲の香に包まれて
令和六年八月三十一日
5
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乙女子の眠たげ欠伸なにをかに悩み夢見る昨夜ひと夜に
令和六年八月三十日
5
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ひと夏を過ごして黒く子らの顔幾つ造るか残る思い出
令和六年八月二十九日
8
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空をゆく十五の心果て知らぬ宇宙へと続く青の平原
令和六年八月二十八日
5
「不来方の お城の草に 寝ころび...
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地図に無い街を探して少年は時果て気づく夕焼けの空
令和六年八月二十七日
5
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ささやかな妻買い来たる花咲くは遥か式の日見た花に似て
令和六年八月二十六日
4
霞の中の神話か
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コップ酒揺れる面に浮かび消え呑み干すまでの愚か来し方
令和六年八月二十五日
9
振り返る事のみ多く
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ひと夜ごと暮れゆく夏の残り香に運ばれきたる鈴虫の声
令和六年八月二十四日
12
残暑
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朝まだき弁当つくる妻の背に ありがとう。とか口にはせぬも
令和六年八月二十三日
7
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白樺の林の陰の蕗の家のコロボックルも涼む処暑かな
令和六年八月二十二日
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二十四節気「陽気とどまりて、初め...
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涼やかな風運び来る鈴虫の鳴き初む暮れに沁みる冷や酒
令和六年八月二十一日
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