舞 さん
のうた一覧
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「さあおいで」父母に呼ばれて幼な子は迷わず母に抱かれにゆく
令和五年二月六日
11
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語りつつ高校生のカップルは溢れて出でる泉のごとく
令和五年二月五日
6
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鬼は無く福もいずこか節分の豆喰い余す年の数かな
令和五年二月四日
10
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何時からか 「喰いきれるか?と 同じこと 妻と軽口 節分の豆
令和五年二月四日
7
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北の国吹雪の閉ざす一日を妻とのたりと何もなさずに
令和五年二月三日
13
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母は子を 子はその母を 子供なり「そこ滑るよ」と 思いやりつつ
令和五年二月二日
17
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幾世後か ふと出逢っては またむつみ 前世の事など 語るも楽し
令和五年二月一日
12
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はふはふと 熱き湯豆腐 冷や酒と 喰みつ呑みつつ 静か冬の夜
令和五年一月三十一日
14
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み仏のみ手にすくわる泡沫のはじけ消ゆ間の人のよの夢
令和五年一月三十日
13
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恋すれば リラ冷えのほうが 身に沁むと 語る女の バーの片隅
令和五年一月二十九日
11
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語りつつ手つなぎ歩むカップルの音軽やかに雪を踏みゆく
令和五年一月二十八日
9
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百年の 散歩でいつか 気が付けば ツレと歩める 雨風の日も
令和五年一月二十七日
7
おまえ百まで、わしゃ九十九まで。
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この冬の最大寒波気にもせず通学の子ら遊ぶ雪ん子
令和五年一月二十六日
10
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思い出は ギガとピクセル 保存され やや味気無し 質量もなく
令和五年一月二十五日
9
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母の笑み受けて育てよ小さき者いつかその子に笑み返すため
令和五年一月二十四日
5
小さき者 母の笑み得て 育ちゆけ...
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果てもなく 粉雪吹雪く 北の地に 赤を点して ナナカマドの実
令和五年一月二十三日
10
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神々が虚無に微睡む夢の中喜怒哀楽に泪する人
令和五年一月二十二日
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燗酒の湯気へと浮かぶ今日の憂さともに啜れば腹に沁みゆく
令和五年一月二十一日
9
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火の酒に浮かぶ氷りを噛み砕く男の子は消えて翁佇む
令和五年一月二十日
6
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階段をスカートの裾ひるがえし翔けゆく脚の命眩しく
令和五年一月十九日
6
その脚は 寒くないかと 要らぬこ...
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