舞 さん
のうた一覧
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春初めし通学の道子どもらに混ざりてゆけば若草の香
令和五年三月十三日
12
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草臥れた旅人の絵の夕焼けを眺める背なに敗北は無く
令和五年三月十二日
7
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朝出でて暮れには帰るこの道を十年一日歳のみは老い
令和五年三月十一日
13
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英雄は逝きし者のみ遺されたカインの子らの祝祭の街
令和五年三月十日
5
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雪溶けて 出でる手袋 ドロドロに まみれながらも ピースの形
令和五年三月十日
12
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月の世の女官らの群れ女子高生あるひと時の清しき時節
令和五年三月九日
7
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遠い日の契りは深く筒井筒汲めど尽きせぬ思いなりけり
令和五年三月八日
1
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重き荷を 負うがごとくに 歩みゆく 老婆の背なに なごり雪降る
令和五年三月八日
8
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時をゆく旅人老いて澪つくし夢のみたどる歩み来る道
令和五年三月七日
11
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春風は 先ず子供らを 誘いだす 笑い走る子 母は追いかけ
令和五年三月六日
8
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「コイなどを みだらにすると 罪となる」 ときめかせては ゴミ読み違い
令和五年三月五日
8
ゴミなどをみだりに捨てると罪にな...
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北の春花こそ無くもオリンポスあると思わす遠き夕焼け
令和五年三月五日
8
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軒下に嵐を待てる雀かな妻の機嫌の斜めなる日は
令和五年三月四日
11
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キタキツネ何処のカムイか雪原を翔る如くにサッポロの街
令和五年三月三日
14
先日、街中をキタキツネが、山から...
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飛行機の 曳く雲の果て 手伸ばして 掴まんとした 少年の頃
令和五年三月二日
12
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階段の前ゆく女子の生足を美しと見る弥生朔日
令和五年三月一日
6
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飛行機を折りては翔ばす囚われの身にも残さる青き空へと
令和五年二月二十八日
8
「うたのわ」を詠む
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時の海へ み深く隠す 御垣守 灯す炎らに 辿る澪標
令和五年二月二十七日
7
大中臣能宣(49番) 御垣守(...
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人も無き吹雪の果てに葬儀社の灯す火明かき冬の底かな
令和五年二月二十六日
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弟は 母引くソリに ひとり占め その手をつなぐ 姉楽しげに
令和五年二月二十五日
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