舞 さん
のうた一覧
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何時の世か名も顔とかも忘れてもふと思わすか我の癖とか
令和六年十月十四日
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まだ小さき胸に漣トキメキを語り華やぐ少女子の群れ
令和六年十月十三日
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ビル隅に一輪のみの残る花見る者なくも俺は散らぬと
令和六年十月十二日
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恋人らあたりまえだと言いたげに肩よせ歩む木漏れ日の下
令和六年十月十一日
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鍋を喰う湯気の仄かに立つ先の妻のつぎ来る酒の極楽
令和六年十月十日
7
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ひと知らぬ山の奥処に雲ながめ静か棲みたく妻と茶飲みつ
令和六年十月九日
5
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鈴蘭の実は紅に秋の日を言葉少なに独り過ごして
令和六年十月八日
7
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海の底宇宙も走る電車たち溢れて出でる子どもらの夢
令和六年十月七日
4
溢れ出る 子どもらの夢 地下鉄も...
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秋色の 暮れる公園 脚白く 短かスカート スマホす女
令和六年十月六日
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暮れてゆく 身にこそものを 思わせる 雨毎染まる 山の端の色
令和六年十月五日
5
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一雨の一雨毎の山の端の色つき染める北の紅葉
令和六年十月五日
5
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蕗の屋根雨降る朝に妖精は目覚め唄うか雨だれの歌
令和六年十月四日
7
アイヌ語〈蕗の下の人〉という意味...
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夜衣を解き交わす闇仄やかに髪の香残る玉響の夢
令和六年十月三日
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静か夜に清やか風訪うかそけくも揺れる若竹葉擦れ音の声
令和六年十月二日
5
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洗い髪シャボンの匂い寝化粧し臥し待つ女夢へと訪わん
令和六年十月一日
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花ノンノ小さいはポン ポンノンノ 精いっぱいに残る日を咲く
令和六年九月三十日
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アイヌ語 アイヌモシリの秋
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天高く校庭駆ける子らの声青残す木も風に笑み揺れ
令和六年九月二十九日
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ひとの世に遊びやせんと生まれ来る舞いて歌えや日々は祝祭
令和六年九月二十八日
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若き頃古びた下宿汽車の音恋した女にしのび泣く夜も
令和六年九月二十七日
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妻の背も我の背もまた丸くなる古き写真は時を嗤うも
令和六年九月二十六日
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