舞 さん
のうた一覧
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あの時の出会いを名付けひとときの思いとはせず初恋と呼ぶ
平成二十三年十一月三十日
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サヨナラと告げれば消える想いならこの傷跡を何と名付けん
平成二十三年十一月三十日
5
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目覚めればまだ暗き朝台所炊飯の香に満ちて包まる
平成二十三年十一月三十日
3
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木枯らしに動くことなき三日月の身を切るほどの影ひとすじに
平成二十三年十一月二十九日
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苦しくて布団被りつ声をあぐ二十歳の頃の想い歌へと
平成二十三年十一月二十八日
6
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酔うほどに君を想えば苦しくも忘れさるべき夜を弔らう
平成二十三年十一月二十八日
3
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暖かく吾を包みし思い出の君笑む声の清きこの夜
平成二十三年十一月二十八日
2
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さよならと云えず別れし君ならば未練とはなる甘き吐息も
平成二十三年十一月二十八日
4
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妻ひとり御せぬ男に寄り添いてともに歩める有り難き妻
平成二十三年十一月二十七日
5
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雪降らば色無き色の淡き夢触れれば消える君を想へる
平成二十三年十一月二十六日
11
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産廃の山累々と聳びえ立ちその間に覗ぞむ海は碧く
平成二十三年十一月二十五日
4
震災の 傷跡聳びゆ 置き場より ...
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空蝉の仮の宿りのしがらみを忘れ夢見ん清きひと夜に
平成二十三年十一月二十四日
12
光源氏様ありがとう御座いました。...
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聖夜待ち飾り輝やく都市の隅み光りは受けずホームレス居り
平成二十三年十一月二十三日
12
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うす墨に明け来る空の明星を基督者達は聖母とぞ呼ぶ
平成二十三年十一月二十一日
10
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愛情のひとつの形動物の病院繁し飢え人有るに
平成二十三年十一月二十日
5
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顧りみる思い出ばかり積み重ね気付けば遥か紅顔の夢
平成二十三年十一月二十日
4
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銀色の降り来る雨の粒たちの囁やき包む秋のふたりを
平成二十三年十一月二十日
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濡れ落ち葉落ち葉なりには意地有りて踏まれるほどに地に貼り付ける
平成二十三年十一月二十日
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光速を超えて飛びゆく物ありと不可思議の宇宙にもあり人の内にも
平成二十三年十一月二十日
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濡れ落ちて踏まれてもなを紅葉ばの色鮮やかにまた踏まれゆく
平成二十三年十一月十九日
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