舞 さん
のうた一覧
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風流の金は無けれどいとせめて月と酒酌む鈴虫を聞き
平成二十三年九月八日
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灯を止めて月浮かべれば安酒も酔いの巡りて憂さも忘れて
平成二十三年九月八日
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月ひとり吾れと我が影酔い臥せどついに語らぬ友ふたりなり
平成二十三年九月八日
9
「声無くも 従う影と 月と酔う ...
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父の見た満州の秋如何ならん大平原と聞きしばかりに
平成二十三年九月八日
2
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常ならぬ人の世と知るこの夜に独り酒する月のみ清やか
平成二十三年九月七日
12
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峰高く八重しら雲の深くとも歩みて行かん吾れのこの道
平成二十三年九月七日
7
光源氏様。 ありがとうございま...
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朽ちてゆく人の身なればこの刹那逢う妖かしに夢と任せん
平成二十三年九月六日
9
朽ちてゆく この身ひとつを 持て...
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秋来ると魁がけ照らす月影に公孫樹一葉色移ろいて
平成二十三年九月六日
5
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移りゆく青葉に降りし雨白く漏れる吐息に秋来るを知る
平成二十三年九月四日
5
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十和田湖に奥入瀬に吹き秋を染む同じ香ぞする難波津の風
平成二十三年九月四日
5
「奥入瀬の 十和田の空に 吹く風...
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鈴虫を夢やうつつと聞きながらつれなく明ける独り寝の秋
平成二十三年九月四日
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昭和なる熱き時代を背に負いて空見上げ立つ太陽の塔
平成二十三年九月三日
8
「爆発と 叫びし人の 情熱は 今...
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降る雨に負けずに澄みし鈴虫の音を受けながら酔いて家路へ
平成二十三年九月二日
7
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ここだけが居場所と詠う君独り奪えぬ男背を丸め酔う
平成二十三年九月二日
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盛っ切りの腹に沁みゆく秋の宵見上げる空に月も朧ろに
平成二十三年九月二日
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「盛っ切り」と 思わず言いて 女...
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乗りあわすオジオバさんもそれぞれに守るべきもの胸に秘め持つ
平成二十三年九月二日
6
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公園のベンチの隅に傘独り誰を待つのか青空の下
平成二十三年九月一日
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傘ひとり 愚直に待つか 青空の ...
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酔うほどに鮮やかになる傷もあり君へ伝えんこの紅ひを
平成二十三年八月三十一日
7
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夕暮れの電車の窓の吾が影に夢と移ろう青雲の刻
平成二十三年八月三十日
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夢現つ 過ぎゆく時の 移ろいに ...
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残る夏寂しげに鳴る風鈴にまだ生きてると蝉の応えて
平成二十三年八月二十九日
12
ゆく夏を 送りて響く 風鈴に 生...
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