舞 さん
のうた一覧
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上弦の月入る山の雪深み逢いて問いたく君の吐息に
平成二十四年三月一日
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柔らかき君の手触れるこの夜を如何にかもせんなす術も無く
平成二十四年三月一日
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名も問えず過ぎゆくひとの髪の香に返り見すれば上弦の月
平成二十四年三月一日
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今日ひと日何事もなく我が家へと向かう歩みに妻笑みて待つ
平成二十四年二月二十九日
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泣くことは出来ぬ男の子と生まれ来てひたすらに酔うそんな夜もあり
平成二十四年二月二十九日
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ゆらゆらと炎むらに写る影ひとつ呟くことも出来ぬ君の名
平成二十四年二月二十九日
7
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北国の春待つ人は一日を如何にか過ごすうるう如月
平成二十四年二月二十九日
4
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心にも沁みいるほどに優しげに如月に降る春待ちの雨
平成二十四年二月二十九日
11
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時無くて紅葉に積もる白雪の解くにまかせる春天つ風
平成二十四年二月二十七日
6
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手摺り持ち杖突き登る老人の一歩一歩と弛むこと無く
平成二十四年二月二十六日
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階段を 一歩一歩と 杖突きて 老...
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何処へゆく白レジ袋棄てられてあてなき風に右へ左へ
平成二十四年二月二十四日
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卒業す制服の君名残雪髪に受けつつ「また逢おうね」と
平成二十四年二月二十三日
6
「卒業のうた」 開催者:岡部 ...
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ポニーテール歩ゆみに揺れる貴女とも今日卒業の名残雪降る
平成二十四年二月二十三日
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一二杯先ずは手始め五六杯酔い語りつつ余ること無く
平成二十四年二月二十三日
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味わいて 呑む一二杯 満たされて...
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君の背の折れた翼の音さえも聞こえるような細さ雨降る夜
平成二十四年二月二十二日
8
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颯爽とチャリンコ飛ばす乙女らの輝く脚を春追いかける
平成二十四年二月二十二日
8
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澄み明ける空に気ままな雲一つ目指して飛ばん翼の限り
平成二十四年二月二十一日
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歌謳う 瑠璃の色なる 海に問う 何処にや居ると 知る人も無し
平成二十四年二月二十一日
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つくしめ様の歌会「うるうどし」に...
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握り締め噛み締め潰す宛ての無き怒りとや呼ぶ涙とや呼ぶ
平成二十四年二月二十日
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嫌なことも ムカつくことも たま...
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犬喰わぬ諍いの後気が済めば妻林檎むきそっと差し出す
平成二十四年二月十九日
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