舞 さん
のうた一覧
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ふと醒めて夜中の闇に時刻む時計の音が追いかけて来る
平成二十三年十一月十三日
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「出してくれ」胸の奥より木霊する声はあれども空耳と聞く
平成二十三年十一月十二日
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制服の少女にもあり時折に匂い立つ性 おんななりけり
平成二十三年十一月十一日
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その性に 生まれて咲かす 定め持...
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手を取れば恥ずかしがりて払い避くおぼこでもなし愚か吾が妻
平成二十三年十一月十一日
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人の目と 歳考えて 歩くべし 子...
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生き残る蝶一葉の舞い飛びて何を語るや秋咲く花に
平成二十三年十一月十一日
14
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小春日に咲く黄の花の名を問いて見上げる空に雲高くゆく
平成二十三年十一月十一日
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待つ人の我が家にありて有り難く酔いても思う家の灯りを
平成二十三年十一月十日
11
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帰宅する電車に溢る紺スーツ皆何事か荷物抱えて
平成二十三年十一月十日
8
帰りゆく 地下鉄深く 乗る人も ...
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誰が人に見するや黒き乱れ髪紅さえ引かぬ白椿君
平成二十三年十一月十日
3
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神の坐す糺すの森の下鴨を雨に濡れつつ妻と参りて
平成二十三年十一月九日
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下鴨の 二葉葵の 睦まじく あや...
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手に余る想いを抱きて地下鉄の線路辿れば闇の果て無く
平成二十三年十一月九日
7
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ひとことの詫びをつぶやき白椿蕾手折て君の名を呼ぶ
平成二十三年十一月九日
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お湯割りの焼酎沁みる独り寝の思い出だけが暖たかい夜
平成二十三年十一月九日
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ギヤマンの靴抱きしめた君がいて白馬に乗れぬ僕がいた夜
平成二十三年十一月七日
5
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白椿ビルの狭間にひとり咲く朝日にさえも染まること無く
平成二十三年十一月七日
7
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色の無い雨に濡れ座す秋の御所傘に寄りつつ妻と訪ねる
平成二十三年十一月六日
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彩どりの 傘より聞こゆ 国々の ...
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何時の日か朽ち果ててゆく人の身に巡り来る秋 もの想わせる
平成二十三年十一月五日
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健やかな空腹みたす制服の少女のかじるチョコの香甘く
平成二十三年十一月四日
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目を伏せて俯むく君の面影を青春と呼ぶ 秋を眺めつ
平成二十三年十一月四日
8
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紅葉ばは流れも澄みし山川を錦とぞする風のしがらみ
平成二十三年十一月三日
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光源氏様、御歌ありがとう御座いま...
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