舞 さん
のうた一覧
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鵲の渡せる橋の階に添えてや問わん紫陽花の花
平成二十四年七月八日
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家々の夕餉の香り今時のマンションの灯にも人の温もり
平成二十四年七月五日
6
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名も付けぬ何かを無くし一日を過ごして終える今日も明日も
平成二十四年七月五日
6
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今日もまた一日過ごすコンクリのビルの片隅モノクロの時
平成二十四年七月五日
5
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夕焼けを受けてひと筋大空に虹渡りたる光り集めて
平成二十四年七月四日
9
虹渡る 梅雨開け空の 夕焼けの ...
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時さえも思い出に添う花となる恋知る人は苦しみもまた
平成二十四年七月二日
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梅雨の夜は何故か貴女の名を想い苦き酒さえ胸に沁みゆく
平成二十四年七月二日
7
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匂いたつ君抱きしめて口づけを奪えよ吾れよ時駆け戻り
平成二十四年七月二日
9
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俯いた君のうなじにひと筋の滴る雨の銀の色降る
平成二十四年七月二日
5
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雨明けの空に朧ろげ月ひとつ吾がゆく先を照らしもせずに
平成二十四年七月一日
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七夕の文書く月の今宵より数えて見上ぐ天つ河原
平成二十四年七月一日
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雨つぶの音さえ籠もる梅雨の夜半独り静かに酒は呑むべし
平成二十四年六月三十日
9
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君知るやまだ青き空俯きて立ち呑みへ入りひと夜酔う憂さ
平成二十四年六月二十九日
6
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風鈴の軽やかに呼ぶ風空に吹き抜けてゆく夏ぞ来にける
平成二十四年六月二十九日
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社には坐すや坐さぬや知らぬとも垂れる頭に朝日さし来る
平成二十四年六月二十九日
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天空の綾なす星の瞬きに願えよ乙女その瞳して
平成二十四年六月二十九日
6
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独り酔うこの苦ささえ貴女へと伝る詩の力無き吾れ
平成二十四年六月二十七日
7
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酔い帰る夜は必ずカミさんの愚痴グダグダとそれも吾が幸
平成二十四年六月二十七日
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マンションのチラシ眺めてため息は吾が稼ぎより重きこの紙
平成二十四年六月二十七日
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競馬場のゲートの如く地下鉄の扉が開いて今日も始まる
平成二十四年六月二十六日
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