舞 さん
のうた一覧
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流星の群れ降る夜に鳴き初める秋虫の声夏おくりゆく
平成二十四年八月十二日
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しばらくは鳴くに任せて明け鴉うたた寝をせん晴れ盆休み
平成二十四年八月十二日
8
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ゆく夏の思い出懐かし蝉時雨れ貴女の髪の涼やかな香の
平成二十四年八月十日
6
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路地裏の立ち呑みに酔う男らの丸めた背中皆傷を持つ
平成二十四年八月十日
6
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鳴き果てて力尽き落つ蝉に吹く風弔らいの盂蘭盆会かな
平成二十四年八月九日
12
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遠くから音届きくる花火あり妻と語れば彩りの咲く
平成二十四年八月八日
6
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いち日の勤めを終えて家族らとささやかなれど晩酌の時
平成二十四年八月八日
5
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電車へと急ぐ少女の制服の揺れるスカート風戯むれて
平成二十四年八月八日
3
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竹取りの人よ生きよとゆく姫は不二の想いを君へ残せり
平成二十四年八月六日
8
「かぐや姫も月より得たる幾年を命...
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うずくまり目のみ開きて街の隅行くあても無き男居る闇
平成二十四年八月六日
3
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並び立つ墓石のごときビル達の陰より出でる宵の人群れ
平成二十四年八月六日
5
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寄せる波返す波立つ大海の果てにはあるや憂れい無き島
平成二十四年八月四日
6
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朝まだき夏いち日を言祝ぎて蝉ら鳴くなり命をかけて
平成二十四年八月四日
4
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背の痩せた掃除婦の肩母かさね思わずかける「オハヨウ」の声
平成二十四年八月二日
4
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ため息をひとつ落として今日もまた終えて堕ちゆく酔うこの酒に
平成二十四年八月二日
3
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呑むほどに酔いゆくほどに黒髪の貴女の影の懐かしき夜
平成二十四年八月二日
4
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歩みくる道振り向けば夢の跡浮かべて呑まん苦きこの酒
平成二十四年八月二日
3
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にわか雨不思議なほどに虹ひとつ晴れゆく空に美しく立つ
平成二十四年八月二日
5
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吾れを見る電車の窓に写る影疲れくすんだ身知らぬ吾れが
平成二十四年八月一日
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夢語り語り尽くして酒に捨つまた立ち上がる明日の日のため
平成二十四年七月三十一日
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