舞 さん
のうた一覧
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惚れたとも云えず別れて人生の時を隔てて老いゆく二人
平成二十四年八月二十三日
7
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夕暮れに競いて鳴きし鈴虫の声を背に負い見上ぐ三日月
平成二十四年八月二十三日
7
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嫌なことも傷付くことも一日の常の仕事と酒に納める
平成二十四年八月二十三日
5
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制服のカップルの影ユラユラと揺れる心を映してるよう
平成二十四年八月二十三日
2
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今少し働けるぞと風鈴の残暑に健気音の聞こえ来る
平成二十四年八月二十二日
2
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渡瀬なる 日沈ずむ国やいにしえに任那ある国和の道無しや
平成二十四年八月二十日
2
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何かしら今日いち日に期待する優しき朝日窓にさしくる
平成二十四年八月二十日
12
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業深き炎の有りて秘めるとも思わず出でる妖し言の葉
平成二十四年八月十九日
4
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ゆく夏を惜しや乙女日に焼けた肌をおごりて街闊歩ゆく
平成二十四年八月十九日
4
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ドブ川に流されてゆく一体の蝉のゆくえを知る人も無く
平成二十四年八月十八日
5
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暑かった今日もいち日終えました家族待つ家有り難きかな
平成二十四年八月十七日
2
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男の子なり下らぬ意地の二つ三つ馬鹿と覚えど持て余しつつ
平成二十四年八月十七日
4
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埋ずもれて過ぎゆく日々に彩りの貴女の髪の香の懐かしく
平成二十四年八月十七日
8
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家族へは見せられぬ顔皆有りて消すために酔う愚か男の子よ
平成二十四年八月十七日
2
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服着せた犬散歩する昼下がり犬さえ食いし八月十五
平成二十四年八月十六日
1
「君知るや 祖父母越えくる 八月...
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オッサンの群れる居酒屋汗かきて立ち働ける娘ら菩薩
平成二十四年八月十六日
8
「たわいなく かけるひと言 それ...
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しばらくをともに酒酌む亡き父とまた別れゆく盆の送り火
平成二十四年八月十五日
15
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残る日を如何に過ごすや蝉時雨れただ鳴き尽くしひと夏の夢
平成二十四年八月十五日
8
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遠雷の音を運びし涼風の残暑を癒やす葉月八月
平成二十四年八月十三日
5
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迎え火の代わりとやせんコップ酒言葉無くとも父子なりけり
平成二十四年八月十二日
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