舞 さん
のうた一覧
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一日の憂さを肴に苦酒を呑む独り夜の月もなき空
平成二十四年九月十四日
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鈴虫の音に振り仰ぐ月鏡君を想えど影はつれなく
平成二十四年九月十二日
3
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人独り幸せにする苦しみと喜び知るやカップルの君
平成二十四年九月十一日
1
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ひと生まる季節を冬と定めたり巡りてむかう豊穣の秋
平成二十四年九月十一日
2
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音も無く濡らして白き長月の雨を彩どる秋虫の声
平成二十四年九月十一日
7
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喜びも哀しみもあり愛しさの苦しみのあり三十一つうた
平成二十四年九月九日
3
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濡羽珠の貴女の髪をかきいだき恋とつぶやき殺してみたい
平成二十四年九月七日
4
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虫の音に心もまかせ酔うままにゆらり揺られて月まで行こうか
平成二十四年九月七日
7
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地下道の底から見上ぐ出口には不思議に浮かぶひと片の雲
平成二十四年九月六日
8
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少年のごとくに灼けし少女らの部活帰りの笑み輝きて
平成二十四年九月四日
10
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澪つくし想いは深くかきつばた旅終わるとき言の葉とせん
平成二十四年九月四日
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光源氏様から頂いた 「冷や酒を...
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縁結ぶ社に掛かるひと恋うと直き想いの絵馬ハート形
平成二十四年九月三日
3
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流星の瞬たく刹那解き放つ炎秘すべし永久彼方まで
平成二十四年九月二日
3
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小雨降るのみちのく十和田染まりゆく湖面に映る山見る乙女
平成二十四年九月二日
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十和田湖の 乙女佇ずむ 優しげな...
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誰かためか身を屈ぐめつつ一日を終わりて呑みし冷や酒ひとつ
平成二十四年八月三十日
4
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このひと夜酔うは易くも醒め起きる朝日に消える面影寂し
平成二十四年八月三十日
3
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吐息する貴女の指のギヤマンのグラスに鳴らす氷それ吾れ
平成二十四年八月三十日
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家族へは語れぬ今日をまた過ごし笑顔を作り我が家へと入る
平成二十四年八月三十日
7
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制服のこむらを包むソックスのしろ色沁みる紅ひかぬ君
平成二十四年八月三十日
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夕暮れも短くなりぬ八月もみそか間近の空いわし雲
平成二十四年八月二十九日
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