舞 さん
のうた一覧
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独り立ち何を弔う地蔵仏風に揺られる花を眺めて
平成二十五年四月一日
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春ひさぐ女らの棲む街角のネオンを映し桜咲き降る
平成二十五年三月三十一日
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色街の 雪洞揺れる 赤い灯に 染...
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休日の花見にぎわう公園にひたすら眠るお父さん居り
平成二十五年三月三十日
14
家族サービス
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悪戯な春風煽る乙女らの裾にときめくオヤジがひとり
平成二十五年三月二十九日
7
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緑葉に雨は降る降る降る毎に青葉繁れる春の雨降る
平成二十五年三月二十八日
17
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負け犬の遠吠えなるや愚痴ひとつ語るを聞くは妻有り難く
平成二十五年三月二十七日
4
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酔うほどに子供のごときわがままを妻へ語れるうち呑み楽し
平成二十五年三月二十七日
5
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時折に触れる妻の手荒れゆくを如何にかわびん言葉に出来ず
平成二十五年三月二十七日
12
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たおやかに冬を耐えくる裸木の花咲き初める咲くや桜木
平成二十五年三月二十七日
6
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吾が家の明かりに弛む気の張りに思わず溢る憂さまなこから
平成二十五年三月二十六日
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家族へは 話せも出来ぬ 憂さあり...
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光億の輝き見上ぐ同じ灯を貴女も見るとただ信じつつ
平成二十五年三月二十五日
14
繋がりを ただ信じつつ 絶えぬ光...
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曇天の水底の街立ちのぼる埋もれた貝の吐息ひとつぶ
平成二十五年三月二十五日
11
閉ざされた 雲深き底 泡ひとつ ...
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絵馬毎に願い感謝の連なりて朝日に響く柏手の音
平成二十五年三月二十三日
7
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何時かまた桜咲く頃君連れてさまよい訪わんみちのくの空
平成二十五年三月二十日
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離れ来て はじめて高し ふるさと...
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ワンカップ一息に呑み酔うままに語るも憂しと今日を忘れる
平成二十五年三月十九日
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ささやかなたまの贅沢休日に妻と繰り出す千円ランチ
平成二十五年三月十八日
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パソコンに疲れて窓に耳寄せばポツリポツリと春の雨音
平成二十五年三月十八日
8
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君がいて伝えきれない想いだけ彩りとなる卒業写真
平成二十五年三月十七日
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何時までも 変わらぬ笑みの 君が...
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うららかな日の有り難く昼前の風に揺れたるむら竹の音
平成二十五年三月十六日
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何気なく鏡見るたび父親へと似てくるような顔が見返す
平成二十五年三月十五日
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