舞 さん
のうた一覧
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笑み歩む若きカップル繋ぐ手を蹴りたきほどの柔らかな声
平成二十五年五月七日
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ようやっとスーツも慣れる若者らみな晴れ晴れと五月空ゆく
平成二十五年五月七日
4
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屍を弔いて鳴け鵺烏日々朽ちてゆくこの魂を
平成二十五年五月六日
3
朽ちてゆく 吾が魂の 屍を 弔い...
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ぶっぽうそう幽かに聞こゆ故郷の墓地へと参る子供の吾れと
平成二十五年五月五日
3
故郷の 墓地へと参る 少年の 記...
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恋詩を詠みたきほどの朧月柔らに照らす君の面影
平成二十五年五月二日
17
遠い日の 記憶の中の 面影を 照...
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前髪を揺らして優し通学の君を包める風となりたく
平成二十五年四月三十日
9
通学路 ふたりを包み 柔らかに ...
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妻選ぶ今日のネクタイ雨の日も明るくあれと浅き藍色
平成二十五年四月三十日
15
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一輪をトイレの隅に添えてゆく掃除夫のあり赤い野の花
平成二十五年四月二十九日
18
掃除婦が トイレの隅に 一輪の ...
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母さんが前と後ろに子を乗せてチャリンコをこぐグイグイとこぐ
平成二十五年四月二十八日
6
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ベランダの色とりどりの洗濯と覇を競いたる鯉のぼりかな
平成二十五年四月二十七日
15
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制服の少女らの皆さえずりて電車の中に妖精の飛ぶ
平成二十五年四月二十六日
6
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来し方を顧みる夜の酒鏡写る吾が身の俄か狂言
平成二十五年四月二十六日
1
来し方を 写してゆらら 杯の 舞...
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うつむいて酔いて歩みて今日の日を憤りつつ酒よ酒酒
平成二十五年四月二十五日
5
憂さにまた 今日も酔い呑む 苦酒...
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何時の日かあなたも知るや濡れながら母さしかける傘の重さを
平成二十五年四月二十五日
23
幼子の 駆け出すままに 差し掛け...
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廃屋の窓からのぞく人形の首かしげたるぬくもりの跡
平成二十五年四月二十一日
16
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陽のもとに花咲き揃う卯月かな妻と眺めつただ歩きゆく
平成二十五年四月二十一日
18
ただ歩む 卯月優しき 陽の下に ...
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墓碑銘は名も無い丘の片隅に君への言葉ありがとうと
平成二十五年四月十九日
13
何時の日か 旅終えるとき ひと言...
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酔い心地朗がらにつつむ夜の風家路を照らす月も半月
平成二十五年四月十九日
11
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君の背の白い翼の傷痛み癒せるだろか詩ひとひらで
平成二十五年四月十七日
15
傷ついた 羽震わせる 音がして ...
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今朝もまた良き日であれと送り出す化粧っけ無き妻笑顔にて
平成二十五年四月十五日
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