舞 さん
のうた一覧
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破れ傘風に吹かれて街の隅俺もお前も行くあての無く
平成二十五年九月二十日
8
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墓碑銘を君に託さんいつの日か言の葉ひとつありがとうと
平成二十五年九月十九日
2
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雨風に打たれるままに咲く野花不思議なほどに純粋な色
平成二十五年九月十八日
3
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木洩れ日に実りて落ちる銀杏の香の満ちてあり豊穣の秋
平成二十五年九月十七日
12
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道端に咲く一輪のタンポポの明き黄色は吾も照らして
平成二十五年九月十六日
5
一輪の 無邪気に咲ける タンポポ...
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汚れ無き少女の君も罪を持つ性と生まれる赤き唇
平成二十五年九月十五日
4
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ゴロリして台所する妻の音外の音など聞きつ微睡む
平成二十五年九月十四日
5
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朝日さす夏の名残の長月の照る銀杏の色の闌けゆく
平成二十五年九月十三日
5
朝日照る 緑葉の陰 銀杏の 先駆...
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公園の隅にてあおるワンカップ今日いち日を消してしまえと
平成二十五年九月十二日
10
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ポツポツと降り出す雨に思い出を独り語りす酔いにゆだねて
平成二十五年九月十一日
3
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何もかも打ち捨て去らん思えどもこの背の荷物重く哀しく
平成二十五年九月十日
4
ムシャクシャと 全てもの憂く 捨...
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絵馬ごとに願い感謝の弥栄に掛かりて直き神庭の朝
平成二十五年九月九日
6
かむながら 直き思いの 絵馬ごと...
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母の手に抱かれて胸に休みたる子の安らかにその見る夢は
平成二十五年九月八日
6
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下賀茂の糺の森を潤して白い雨降る貴女へ僕へ
平成二十五年九月七日
6
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夏ゆきてひぐらしの鳴く夕暮れに日焼けた子らの下校する声
平成二十五年九月六日
5
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一杯めまずカミサンに手を合わせ二杯三杯傍若無人
平成二十五年九月五日
4
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この世では添うことの無き君なればただ密やかに名を酒にとう
平成二十五年九月四日
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水鳥の名は知らねども淀川に独りたゆたう雨は降りつつ
平成二十五年九月三日
10
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雨降りてまた雨降りて降るごとに心もしのに染まる秋色
平成二十五年九月二日
2
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今日もまた糧得るために出勤す吾が背支える妻の声聞き
平成二十五年九月一日
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