舞 さん
のうた一覧
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汚れない雫ひとすじ清き女愛受ける者苦しみもまた
平成二十五年十二月九日
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生誕に 選ばれし者 愛を知る 清...
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家々の夕食の香を通り過ぎ帰りてまさる我が家なりけり
平成二十五年十二月八日
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朝焼けの不思議なほどに澄む空に飛行機独り茜雲曳く
平成二十五年十二月七日
6
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朝餉して出勤までの茶のあいま今日の日などを妻と語りて
平成二十五年十二月六日
5
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諸人の悩み一つも知らぬげにクリスマス待つ街華やかに
平成二十五年十二月五日
6
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酔うままに風に吹かれてふらふらと枯れ葉の吾れは寄るあてもなく
平成二十五年十二月四日
5
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ささやかな聖夜の飾り買い来る妻頬染めて「安かったよ」と
平成二十五年十二月三日
10
子のごとく 聖夜の飾り 頬染めて...
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人見るもただ過ぎゆくもマネキンは空を見つめて任を勤める
平成二十五年十二月二日
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人なれば マネキンほどの 真面目...
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冬枯れの空き家の庭に枯れすすき月を招くも見る人の無く
平成二十五年十二月一日
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廃屋の 荒れゆく庭に 枯れすすき...
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徒然とカミサン作るおにぎりを公園で食う秋の日溜まり
平成二十五年十一月三十日
9
北風に 負けないほどに 声あげ ...
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日も射さぬビルの隙間にただ独り何も語らず寒椿咲く
平成二十五年十一月二十九日
15
通勤の ビルの隙間に 白椿 ポツ...
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仕事ゆく父見送れと起こす母眠たいだけの愚か子の吾れ
平成二十五年十一月二十八日
5
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地下鉄で隣りの席にJKが座ってくれたチョットときめく
平成二十五年十一月二十七日
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JK〓女子高生
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枯れ葉敷く小さな坂の向こうには無くした季節を追う僕がいる
平成二十五年十一月二十六日
6
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味噌汁の椀を包みてひと口をすすりて沁みる朝の温もり
平成二十五年十一月二十五日
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風無くて落ちる一葉紅の音は虚ろに秋を悼める
平成二十五年十一月二十四日
5
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休日に妻の小言も聞き流し悟りもせずに涅槃仏かな
平成二十五年十一月二十三日
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ささやかな矜持もあれどそれもまた屈ぐめて守る背に負いしもの
平成二十五年十一月二十二日
6
生活の 糧てと割り切り 家族には...
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名無き星群れるごとくに団地の灯その一つには待つ人のあり
平成二十五年十一月二十一日
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地下鉄の闇より出でて闇へ入る立ち竦みたり穴の深きに
平成二十五年十一月二十日
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