舞 さん
のうた一覧
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上弦の月入る山の故郷の残れる雪の目に痛き白
平成二十五年六月十四日
2
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朝日降る光の下に打ち水の清やけき風の夏輝やける
平成二十五年六月十三日
6
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制服のあなたに萌えるオヤジにも腹スッキリの青春のあり
平成二十五年六月十日
1
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神遊ぶひとの世傀儡木偶の舞い絡まる糸の影は妖しく
平成二十五年六月十日
3
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地蔵仏誰が手向けか吹き返す風もて玩ぶ前垂れの赤
平成二十五年六月八日
7
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妻かけるアイロン利いたワイシャツに袖を通していざ今日もまた
平成二十五年六月七日
5
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酔ったかも ねえ君の肩 抱いて良い? もしKissすれば 傷になるかな?
平成二十五年六月六日
4
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子を宿すおみなの顏の柔らかに俯き語る内の命を
平成二十五年六月五日
9
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寂しくばせめて許せよ君の名をつぶやく夜の雨は優しく
平成二十五年六月四日
7
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一杯め妻に詫びつつチビチビと二杯三杯吾が天下酒
平成二十五年六月三日
3
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吾が家へと帰らず呑みし安酒に浮かべて苦き今日のいち日
平成二十五年六月三日
10
妻待てる 家へ帰らず 苦酒を 苦...
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群竹の風にたゆたう笹鳴りを包んで静か水無月の雨
平成二十五年六月二日
13
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通勤の駅に降りずに雨ふるを独りながめつ今日を終えたく
平成二十五年五月三十日
3
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雨の夜は音無く過ぎる妻のむく夏蜜柑の香の充つる部屋にて
平成二十五年五月二十八日
9
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国果てる稚内なる北の地に今年最後の桜咲くとゆ
平成二十五年五月二十七日
5
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迷い出で為す術も無く干からびる蚯蚓の問いに何と答えん
平成二十五年五月二十六日
5
迷い出で 干からびてゆく 一本の...
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愛してる君が好きだと吾が妻に真顔で言えば腹グーパンチ
平成二十五年五月二十五日
11
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コップ酒カミサン怒る顔映りひと酔い醒めて呑むや帰るや
平成二十五年五月二十四日
4
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這うように補助車押しゆく老婆にも子有り夫有りその歩みには
平成二十五年五月二十三日
12
補助しゃ押し 進む老婆も 夫と子...
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公園の隅のベンチでワンカップ一本空けて憂さ捨て帰る
平成二十五年五月二十二日
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