舞 さん
のうた一覧
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カラコロと浴衣に似合う小さ下駄染めたる足の爪も艶やに
平成二十五年八月七日
7
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帰るたび小さくなりし吾れ負いた母の背中に蝉時雨降る
平成二十五年八月六日
6
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鴨川の流れも涼しはんなりと川鳴る音に浮かぶ川床
平成二十五年八月五日
8
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ひと恋うる思い出ひとつ老う者の糧とやならん明日過ごす日の
平成二十五年八月四日
7
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旅法師遊女にこいし宿もあり野仏に咲ける曼珠沙華かな
平成二十五年八月三日
3
西行のエピソード 現在は君堂塚と...
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幾つから母の背丈を追い越せる忘れるほどに親不孝吾れ
平成二十五年八月二日
2
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陽炎の揺れ立つ道を荷を負いて歩み歩める着くを信じて
平成二十五年八月一日
8
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想ても想てもなをかなわない想いとともに闇へ堕ちるか
平成二十五年七月三十一日
3
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この身より憧れい出る言の葉の美しくあれ君がみ胸に
平成二十五年七月三十日
6
美しき 言の葉一つ 貴女へと 伝...
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成果なき出張終えて列車にて開けるビールの泡の苦きに
平成二十五年七月二十九日
5
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エアコンの風より清がし幼子の寝顔に扇ぐ母の団扇手
平成二十五年七月二十八日
6
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降臨す飛翔の天使朝焼けに独り煌めく明けの明星
平成二十五年七月二十七日
3
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蝉ほどにひと夏鳴きて過ごせるか顧みる夜のオッサン独り
平成二十五年七月二十六日
1
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夢の夜の花火に映る彩りは浴衣の君の襟足の白
平成二十五年七月二十五日
8
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仏壇のオヤジに添えるコップ酒お前も飲めと声聞きたくて
平成二十五年七月二十四日
13
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ひと夏の命の果てや蝉時雨降られて仰ぐ木々黒々と
平成二十五年七月二十三日
13
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子燕の旅立つ巣跡ひとり尾の飛ぶを忘れて風にたゆたう
平成二十五年七月二十二日
3
骸ろなる 駅の片隅 つばくろの ...
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カバン持ちトボトボと吾颯爽と白き御み脚追い越してゆく
平成二十五年七月二十一日
4
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いざるごと駅のホームに杖突きて職場へやゆくひたと前見て
平成二十五年七月二十日
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意のままになるこの世なら酒などは誰も飲まじと影の笑える
平成二十五年七月十九日
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