舞 さん
のうた一覧
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溢れ来る思いに滾る血の色の夕陽見るのみ残滓老いゆく
平成二十六年五月十六日
1
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いち日をやっと終わってため息も浮かべて一つ呑むコップ酒
平成二十六年五月十五日
4
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何色の花に託さん思い出を貴女の笑顔柔らかな声
平成二十六年五月十四日
6
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夕暮れに家路を行けばわが家の窓の灯りにカミサンの影
平成二十六年五月十三日
8
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ふと目覚め時もわからぬ夜の最中妻の寝息を聞きつまた寝る
平成二十六年五月十二日
4
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外税にしてとも言えず給料も変わらぬままに小遣いもまた
平成二十六年五月十一日
2
そのままに 減る事のない ありが...
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颯爽とあし輝かせ乙女らの青葉照る下風切り歩む
平成二十六年五月十日
6
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駅を出てスパルタ兵の行軍の歩調のごとく背広らのゆく
平成二十六年五月九日
7
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追憶は酒酔うほどに鮮やかにただ哀しくて幻のなか
平成二十六年五月八日
2
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面影はあなたにも似て月影におぼろに浮かぶアカシアの花
平成二十六年五月七日
6
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大空にいざ泳ぐぞと今日の日の降る五月雨に泣く鯉のぼり
平成二十六年五月六日
10
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星の下愛をささやく歌姫は道行く人の影に届けと
平成二十六年五月五日
2
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養なえる家族のありて今日もまた電車に乗って行きて帰りて
平成二十六年五月四日
8
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天駆けて吹き抜けてゆけ我が胸を青葉繁れるさつき風ゆけ
平成二十六年五月三日
4
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うたた寝す妻の寝顔に浮かび来る共に過ごせる歳月の影
平成二十六年五月二日
21
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飼い主と似た老犬がトボトボと二人してゆく暮れる歩道を
平成二十六年五月一日
2
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花盛る季節に君をしのぶ夜の時ゆくごとに色鮮やかに
平成二十六年四月三十日
3
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定年も見え来るほどに重ねたる通勤の日々可も不可も無く
平成二十六年四月二十九日
4
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放屁してすまんと言えば同じ音鳴らして返すバカ夫婦なり
平成二十六年四月二十八日
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田植えする農夫見上げる大空に藤ひと房を揺らす風ゆく
平成二十六年四月二十七日
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