舞 さん
のうた一覧
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生活の糧得る為と割り切って過ごす日々にも秋の風吹く
平成二十六年十月一日
8
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秋にこそもの思う夜の闇深く月さえ射さぬ吾が影とゆく
平成二十六年九月三十日
9
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右左小指手のひら五本指カップルつなぐ様々な愛
平成二十六年九月二十九日
3
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吾が歳の父如何ならんそれぞれに交わる刻はゆきて語れず
平成二十六年九月二十八日
7
この歳の 父見る子なる 吾れなれ...
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山々は変わらぬままに訛りさえまして変わらぬ夕焼けの色
平成二十六年九月二十七日
7
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秋ゆくを金木犀に教えられ明けの遅れる通勤の径
平成二十六年九月二十六日
7
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唇を寄せては熱き肌の香の堕ちる貴女の紅き血汐は
平成二十六年九月二十五日
6
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ひと葉ごと音無く落ちる紅葉の木洩れ日のなか秋の更けゆく
平成二十六年九月二十四日
8
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かめ虫の骸が風にカラカラと行き着く果ての木枯らしの音
平成二十六年九月二十三日
5
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幼子のむずがり泣くを若夫婦母抱きあやし父すべもなく
平成二十六年九月二十二日
8
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紅色の恐ろ恐ろに曼珠沙華蝶もひらひら行くやとまるや
平成二十六年九月二十一日
5
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寂しさに独り耐えたる夜は長く幾度目覚めて虫の声聴く
平成二十六年九月二十日
10
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道端の踏まれる雑草にも意地一分小さいけれど花は花なり
平成二十六年九月十九日
5
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遂げられぬ人生がある振り返る軌跡の中に君を探せば
平成二十六年九月十八日
8
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虫けらの血ほどに赤い夕焼けが今日を過ごした俺を照らすぜ
平成二十六年九月十七日
6
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玉手箱開けて眺める卒業の写真の吾れは何語り来る
平成二十六年九月十六日
10
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ちはやふる朱の柱たつ御社甍に映す青に澄む空
平成二十六年九月十五日
7
千年の 神坐すやしろ 二人して ...
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豊饒の季節は循環も老いという傷持つものの痛み苦しも
平成二十六年九月十四日
5
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腰曲がる婆が世話する地蔵には長閑にとまる蜻蛉一二わ
平成二十六年九月十三日
10
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抱かれる夢にときめく乙女子の身の現には花盛りふる
平成二十六年九月十二日
8
君を抱く 夢見る夜も 無きままに...
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