舞 さん
のうた一覧
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バーゲンで買いくる品を並べつつ目を輝かせ妻子のごとく
平成二十六年十一月三十日
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嬉々として 今日買いきたる 特価...
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角打ちに肩をならべてコップ酒酔うひとときは背に羽の生え
平成二十六年十一月二十九日
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秋闌ける枯れた花壇の片隅に独り咲き立つ名も知らぬ花
平成二十六年十一月二十八日
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秋闌けて 群枯れ草の 花壇隅 葉...
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ぬばたまの夢の静寂に密やかな君の声さえもうモノクロに
平成二十六年十一月二十七日
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吹かれゆく果てはわからず木枯らしに問えばつれなく枯れ葉に聞けと
平成二十六年十一月二十六日
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出勤し今日いち日も雨として籠もりて過ごす家路つくまで
平成二十六年十一月二十五日
5
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モノリスの無機質な街何時の日か君降臨し色彩よ湧け
平成二十六年十一月二十四日
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指先に触れる骸の儚くも白ひと色の雪虫のふる
平成二十六年十一月二十三日
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雪虫の 指に残れる むくろには ...
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「台風は低気圧へと渦も消え」んっ?何それって「アナタのあたま」
平成二十六年十一月二十二日
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天気図を 眺める妻の 何気なく ...
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風そよぐ葉擦れも秋の暮れゆけば音もかそけき枯れ葉らの声
平成二十六年十一月二十一日
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ビル建てるクレーンの先輝いて朝日差しくる墓石の街に
平成二十六年十一月二十日
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朝妻がアイロンがけすワイシャツの木枯らしのなか温もり残る
平成二十六年十一月十九日
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路地裏の暗い酒場に肩並べ呑む苦酒に傷を舐めあう
平成二十六年十一月十八日
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曙の美空に謳う光りらの満ち溢れくる今日も歩めと
平成二十六年十一月十七日
6
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暗き夜に花持て語るひと言は夢や現や吐息のままに
平成二十六年十一月十六日
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秋晴れの光に映える木々たちの何にたとえん移りゆく色
平成二十六年十一月十五日
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光には 満ちる秋色 赤や黄の 移...
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吾れのみの空の色にはあらぬとも秋にもの憂き青の広がる
平成二十六年十一月十四日
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健診の結果表来る枯れ落ち葉眺めるように封開けて見る
平成二十六年十一月十三日
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白き頬憧れ知るやポニーテル誰がためおろすその黒髪を
平成二十六年十一月十二日
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紅ひかぬ 赤きくちびる 誰の名を...
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一葉の地に落ちる間の静寂には木洩れ日照らす落葉の色
平成二十六年十一月十一日
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