舞 さん
のうた一覧
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長閑にも聞こえて幽か仏法僧ひねもす今日は妻と二人で
平成二十六年七月五日
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のどかにも どこで鳴くのか 仏法...
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頭頂に歳の現るおっさんの背中が語る今日のいち日
平成二十六年七月四日
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恋初めし初夏に色添う半夏生そよぐ片葉の白の清しく
平成二十六年七月三日
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七十二候の一夏至から11日目梅雨...
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静寂には吐息の余韻貴女へと想い寄せれば苦しみばかり
平成二十六年七月二日
7
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笑いつつ手洗いすればただだよとそのズボンしていざ出社する
平成二十六年七月一日
4
ゴム手して 妻の洗いし スラック...
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我が内に黒き波立つ闇の海ひたぶる聞こゆ潮騒の音
平成二十六年六月三十日
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歳若い看護師さんに脈とられ上がる血圧薬も効かず
平成二十六年六月二十九日
4
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みどり髪黒の艶やに月化粧影さすままに乱れるままに
平成二十六年六月二十八日
7
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階段の脚も美し夏女子にわかりやすすぎ中年オヤジ
平成二十六年六月二十七日
4
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いち日を終えてため息コップ酒自分自身にご苦労さまと
平成二十六年六月二十六日
7
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愛ゆえに愁い瞳を臥すマリア触れるもできず翼無き吾
平成二十六年六月二十五日
4
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爪を噛む癖を持ちしが我が内の闇を恐るかそれも懐かし
平成二十六年六月二十四日
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何もかも 仮面の奥に 閉じ込める...
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母娘揃いの柄の浴衣着て歩く背中に女競える
平成二十六年六月二十三日
7
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日高見の不来方の城盛岡に空従えて岩手山立つ
平成二十六年六月二十二日
7
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肌の香の甘き吐息の乱れ髪闇に馴染める堕天使の夜
平成二十六年六月二十一日
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一葉の手水に浮かぶ青若葉揺蕩う水の清明の朝
平成二十六年六月二十日
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境内に 枝伸びやかに 神の木の ...
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晩酌にひと品添えて今日もまたご苦労さまと妻笑顔する
平成二十六年六月十九日
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老う人が犬に引かれて散歩する振る犬の尾に励まされつつ
平成二十六年六月十八日
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梅雨小雨に色あらたまる墓石には訪う人もなく紫陽花の花
平成二十六年六月十七日
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それぞれに命を懸けた母がいてランドセル負う子供らのゆく
平成二十六年六月十六日
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