舞 さん
のうた一覧
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浴衣着た少女おすまし祭りへと父と手つなぎ背に女みせ
平成二十七年八月三日
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夏盛り浪花御堂の暮れの鐘和して色添う蝉時雨へと
平成二十七年八月二日
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とまどいつ触れる指先寂しげな星降る音のこの夕べかな
平成二十七年八月一日
19
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蝉時雨降られて独り地蔵さま陽炎立つも優しげに笑む
平成二十七年七月三十一日
18
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恋という言葉憧がる少女らもいつの日か知るその苦しみを
平成二十七年七月三十日
17
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チチと燃ゆ小さな火花父母と囲んだ夏の線香花火
平成二十七年七月二十九日
17
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踏む花を悼むがごとく少年のときを惜しめよ夢の間の季節
平成二十七年七月二十八日
21
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朽ちてゆく日々の残滓をうたとして色のみのこせ一輪の花
平成二十七年七月二十七日
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少女らのひょろり手足の小麦色女神も愛でる夏の香のする
平成二十七年七月二十六日
14
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訪う者に声ひとつ無き墓石かな止むことはなく蝉時雨降る
平成二十七年七月二十五日
21
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いざ友よ時の海原漕ぎ出でて酌み交わそうぞ青春の美酒
平成二十七年七月二十四日
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ひと時を 語り尽くさん わが友よ...
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雨似合うお初天神相傘のふたり道行き濡れていずこへ
平成二十七年七月二十三日
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露天神社(つゆのてんじんしゃ)境...
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蝉時雨ひたすらに鳴け今日の日もまた廻りこぬこの朝のため
平成二十七年七月二十二日
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斎場の朝まだ消えぬ電灯に悼む人ある夏ひと夜かな
平成二十七年七月二十一日
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暗きより妻造りたる弁当を鞄に抱きいざいくさ場へ
平成二十七年七月二十日
10
歌会『もぐもぐ歌会』への投稿作品...
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短か夜に聞き飽かぬまま夢と覚む紅匂う君の吐息を
平成二十七年七月二十日
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放課後に君を待つ間の密やかなときめきに負け零れる吐息
平成二十七年七月十九日
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幼稚園行きたくないと雨の日に母にすがりしはや半世紀過ぐ
平成二十七年七月十八日
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台風に青き銀杏二つ三つ踏みしだかれて降る残り雨
平成二十七年七月十七日
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イカロスの飛翔にも似て美しく夏を驕れる乙女らのゆく
平成二十七年七月十六日
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