舞 さん
のうた一覧
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夕暮れの秋の野に降る雨に立つ遊子の情花ひとつ無く
平成二十七年九月十八日
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ビル陰のコンクリ隙間ここでさえ俺は生きると鈴虫の鳴く
平成二十七年九月十七日
10
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定年の年数えれば何かしら妻も寂しげ吾が誕生日
平成二十七年九月十六日
14
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波羅門の花召し人へ問いひとつ応えて曰く散りてこそ花
平成二十七年九月十五日
13
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幾杯か過ごして染まる乙女子の頬うす紅の艶清げなる
平成二十七年九月十五日
10
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抱けもせず騎士にもなれず恋というただひと言を告げれぬままに
平成二十七年九月十四日
13
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夜半寒むに気付けば蒲団かかりおりただそれだけの夫婦善きかな
平成二十七年九月十三日
18
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いつ頃か背を追い越した日は忘れ問うべき父の写真笑むのみ
平成二十七年九月十二日
17
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朋友と語るごとくに老人が犬をあやしつ黄昏をゆく
平成二十七年九月十一日
23
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去年の今日変わらぬ秋に君無くば同じうた詠む我ならなくに
平成二十七年九月十日
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菅原道真公の秋思祭 九月十日 ...
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女子高生コンビニのまえモグモグと何を食べてか脚健やかに
平成二十七年九月十日
3
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雨に傘風には上着何かにと歳は経るとも母は母なり
平成二十七年九月九日
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雨降れば 傘は有るかと 風吹けば...
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土方が勇が歩く京大路町家の陰に志士潜むらん
平成二十七年九月八日
4
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秋思祭時節に近き弓張りの葉の間にさやか揺れる月影
平成二十七年九月八日
11
名月に 愁いの深き ひと悼み め...
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何想い寝れぬ夜過ごす乙女子の揺れる電車に寝息安らか
平成二十七年九月七日
1
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幾度めか時を重ねてともに老う区切りとなりし記念日のくる
平成二十七年九月七日
15
幾度めか 忘れたけれど 妻の背の...
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晩酌のまずは一杯息ひとつホッと溢れて今日を終えたり
平成二十七年九月六日
13
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億年の時の流れに今ここにふたり出逢いえる輪廻の奇跡
平成二十七年九月六日
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黄昏る夕日を映す吾れの背に寄り添う妻をいかにかもせん
平成二十七年九月五日
10
しょぼくれた オッサンの背に 寄...
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蝶いち羽ふわりふわりと秋の日に何もを語るか枯れゆく花と
平成二十七年九月四日
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