舞 さん
のうた一覧
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落ち葉敷く黄を踏みゆけば御堂筋銀杏並木に雨は降りつつ
平成二十七年十一月十一日
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寂しさを埋めんと酔いてさ迷えど吾が足音の影に添うのみ
平成二十七年十一月十日
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景品で貰いくる鉢名も知らぬ花二つ三つ妻と親しむ
平成二十七年十一月九日
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薄墨の影も寂しく秋果てて尾花枯れゆく霜つ欠け月
平成二十七年十一月八日
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赤や黄の落ち葉褥に寒しろのひと夜過ごすか野の地蔵仏
平成二十七年十一月七日
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木枯しに身は縮めつつその影は夕餉の灯り我が家へ伸びる
平成二十七年十一月六日
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かぐや去り色無き街に影ひとり朽ち果つまでは月冴えてあれ
平成二十七年十一月五日
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ニュータウン残る名寂し公園に溢れる子の声今は昔と
平成二十七年十一月四日
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虹色のオリハルコンのたまゆらに触れる音かすか聞こゆ朝焼け
平成二十七年十一月三日
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行き過ぎるおみなの髪は紅葉に映えて艶やに香も秋の色
平成二十七年十一月三日
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奥さんの手借り杖つき「イチニッイチニ」と足一歩づつ老夫婦ゆく
平成二十七年十一月二日
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夕暮れに茜雲ゆく秋なれば恋ひと繋ぐ羨もしそのゆび
平成二十七年十一月一日
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山をゆく列車から見る集落に生きてついえる人生もあれ
平成二十七年十月三十一日
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よちよちと走る幼子追いかける父もよちよち母は笑みつつ
平成二十七年十月三十日
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よちよちと 走る幼子 追う父を ...
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雨音をともに聞きつつポツポツと寝る間に妻と思い出語り
平成二十七年十月二十九日
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はにかみつ異性の友と語りゆく学生たちの街は華やか
平成二十七年十月二十八日
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紅葉を粧いて古刹南禅寺経る人の世に残るくれない
平成二十七年十月二十七日
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京都市左京区南禅寺福地町、臨済宗...
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秋に咲く花は淋しげ夕暮れの風に揺れるも泣くやと見えて
平成二十七年十月二十六日
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勝負服ゆるゆるゴムのスカートを妻は選びていざバイキング
平成二十七年十月二十五日
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錦へと変わる紅葉に残されし遊子のみ知る一葉の秋
平成二十七年十月二十四日
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