舞 さん
のうた一覧
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稲荷なる神坐す峰の深山へと美まし鳥居の朱を登りゆく
平成二十八年五月二十三日
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「ちはやふる いなり山なる 神庭...
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木漏れ日の風にたゆたう下影に花咲く色のきらりきらりと
平成二十八年五月二十二日
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女らの酔いさざめきて桜色乱る黒髪手梳くも艶に
平成二十八年五月二十一日
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銀色の滴る雨に彩りの炎立ち咲く紫陽花の花
平成二十八年五月二十日
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紫陽花の 花ひと群れの 絢爛と ...
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夕暮れは月も朗らに朝には風も清しき五月晴れかな
平成二十八年五月十九日
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景品に妻もらい来る花愛でつともに語りて今日を終えたり
平成二十八年五月十八日
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ながむ間に色を移つせる花腐だす白さみだれに吾も濡れつつ
平成二十八年五月十七日
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星めぐる銀河鉄道ビル谷の底棲む者に汽笛さえ無く
平成二十八年五月十六日
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花の名を問うひとの香をしのびつつ秘す言の葉の移ろわぬ色
平成二十八年五月十五日
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「花の名を知らで別れをとどむるか...
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今日もまた昨日と同じ俺がいる傷を隠してヘラヘラ笑う
平成二十八年五月十四日
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慣れくるも故郷遠き北国の山の懐かし空の懐かし
平成二十八年五月十三日
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妻と来て ここはお国を 何百里 ...
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ともに見た花の名はまだ知らぬとも別れきし夜の香の残りたる
平成二十八年五月十二日
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悔い無くに今を過ごすか時として問いてみたくも妻の背中に
平成二十八年五月十一日
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寝衣も夏色となる五月雨の優しき夜に妻の用意す
平成二十八年五月十日
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苗の田を山を笑わせ五月空トトロ飛びゆく風従えて
平成二十八年五月九日
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黒々と 青葉を照らす 月の夜を ...
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赤ちゃんはふくむ乳房にひったりと柔らに小さき指を添えたる
平成二十八年五月八日
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紅き酒夢に揺蕩う甲比丹と合わすギヤマン玉響の音
平成二十八年五月七日
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あかき酒 酔いてたゆたう 夢うつ...
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吾を負う母の背中の帰るたび小さくなるを胸の傷みて
平成二十八年五月六日
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外つ国の肌や言の葉異なるも変わる事なく子らはしやぐ声
平成二十八年五月五日
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御堂筋肩を寄せあい傘ひとつ銀杏並木を濡れて道行き
平成二十八年五月四日
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