舞 さん
のうた一覧
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なにかしら今日は佳きこと有りそうな枯れ桜木の蕾はじめる
平成二十八年二月二日
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如月の冬の峠をあと幾度老う身は越して見る桜かな
平成二十八年二月一日
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西行法師『年たけてまた越ゆべしと...
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原爆に燃え立つドーム地に満てる朽ちること無き御霊らの声
平成二十八年一月三十一日
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御霊らに 安らかなれと 訪う者の...
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まがつ火の跡訪う子らよ平和の灯その瞳にて消せいつの日か
平成二十八年一月三十日
12
この火は、昭和39年(1964年...
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まがつ火の跡訪う子らの北風に頬染め見入る燃ゆ平和の灯
平成二十八年一月三十日
7
「まがつびよ ふたたびここに く...
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これ食べよそれも食べろと帰省せば老い弱れるも母の手料理
平成二十八年一月二十九日
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色褪せる紙の写真の幼子の吾抱き笑みし父の若きも
平成二十八年一月二十八日
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二人して炬燵にゴロリ何と無く雲のごとくに休日のたり
平成二十八年一月二十七日
7
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アイロンす妻の背中とポツポツと語り合いつつゆるり晩酌
平成二十八年一月二十六日
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ひと恋て冬に臥す夜の寂しかる雪降る音に身も埋まりつつ
平成二十八年一月二十五日
14
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破天連の祝祭の日の血の色の酒をすすめんイブとなれ君
平成二十八年一月二十四日
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イブ【Eve】〔ヘブライ語で「生...
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二人して旅人となりアルバムをめくりて廻る越え来る山河
平成二十八年一月二十三日
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北風にたゆたいて飛ぶ波花の冬の空ゆく白儚げに
平成二十八年一月二十二日
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鏡には皺刻みたる知らぬ人哀しかるべし紅顔の時
平成二十八年一月二十一日
13
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津軽なる深雪の里の冴え月の影の果てゆく白鳥の声
平成二十八年一月二十日
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人絶える 深雪連なる 白神に 遥...
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ペガサスの駆けゆく余韻ひと筋の飛行機雲の白いさぎよく
平成二十八年一月十九日
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試験終え笑みさえ漏れて帰る子らねぎらい待てる家族のもとへ
平成二十八年一月十八日
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神やしろ めぐる斎垣も 清らけく冬の朝日に 響くかしわ手
平成二十八年一月十七日
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ビルなかに 垣は見えぬも 神やし...
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帰宅路の陰で空けたるワンカップ吐息と共に消えよ今日の日
平成二十八年一月十六日
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古里の深山にひとり人知れず草木塔の雪埋まるころ
平成二十八年一月十五日
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伐採した樹木に対して感謝と供養の...
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