舞 さん
のうた一覧
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秋風に朽だつ花ある長夜かな知るや知らずや月影冴えて
平成二十八年九月十三日
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昨日夢今日はうつつやひと時の恋の記憶の光消えぬに
平成二十八年九月十二日
13
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さ乙女の み胸に秘めし いち葉の嫋やの花の 色香知らぬも
平成二十八年九月十一日
9
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砕かれた破片でさえも美しく空に吸われし十五の記憶
平成二十八年九月十日
12
「不来方のお城の草に寝ころびて空...
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諸ひとの朝は仕事へ夜は家へ皆何かしら傷抱えつつ
平成二十八年九月九日
15
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いざ今日も妻の手作り弁当と「いってらっしゃい」負いて出勤
平成二十八年九月八日
11
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秋虫の知るひと無くも鳴くこえの高く低くと妻をもとめて
平成二十八年九月七日
9
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ひと夜みる夢のまにまの玉響に現れ消える古き恋など
平成二十八年九月六日
14
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黄昏を歩みて暮れる空の色顧みる影足跡も無く
平成二十八年九月五日
14
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久方に制服着るや乙女子の背を正し立つ朝日の電車
平成二十八年九月四日
11
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遠野なる岩手の深山オシラサマ座敷わらしの郷さ迷ヘば
平成二十八年九月三日
10
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虫聞きつ独り酒する静か夜は古い恋など思い出でくる
平成二十八年九月二日
13
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新しく生まれ出でたる朝日へと踏み出し歩む今日を生きんと
平成二十八年九月一日
13
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良き風の竹林仄か影間より仏法僧の声静やかに
平成二十八年八月三十一日
13
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母強しめ手に下の子ゆん手に荷物跳ねゆく姉を目で繋ぎつつ
平成二十八年八月三十日
8
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何処からか「花火音する」妻はしゃぎカーテン覗く夏名残かな
平成二十八年八月二十九日
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廻りゆく季節のはざまの移ろいはもの思わせるあと幾度か
平成二十八年八月二十八日
11
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乙女子の清し肌なす夏衣消えゆく秋のいささ寂しく
平成二十八年八月二十七日
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寝る妻の背をふと摩り摩りつつ思わず出でる感謝ひと言
平成二十八年八月二十六日
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朝焼けに有ると思わす明星の光のもとに神々の山
平成二十八年八月二十五日
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