舞 さん
のうた一覧
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通勤の駅階段のその背ごと負う荷のありて皆登りゆく
平成二十八年二月二十一日
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越えくるも命なりけり冬ごとに寒沁む先の春福寿草
平成二十八年二月二十日
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颯爽と北風に耐え枯れ木らは時を待ち立つ蕾抱きて
平成二十八年二月十九日
19
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買い来たる毬藻ふたつのビン底に添いて生きるを妻と愛でつつ
平成二十八年二月十八日
26
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寂しかろうた無い国は如何にかに君へ伝えん吐息の色を
平成二十八年二月十七日
15
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片岡に雪まだ残る春まだきバッケ芽吹くと北の便りに
平成二十八年二月十六日
12
消え残る 雪積む岡の 片隅に 芽...
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雨音の長きひと夜の明け来れば雲心地好げ青空をゆく
平成二十八年二月十五日
17
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何時からか飾りリボンも無くなれど含めば甘く妻のチョコなり
平成二十八年二月十四日
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また一つようやく越えし峠かないざよう冬も如月の春
平成二十八年二月十三日
15
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生きようと頑張る人の夜の明ける活気満ちくる病院の朝
平成二十八年二月十二日
22
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ガスの音ごはんの香立つ厨にて妻と語りつ休日の朝
平成二十八年二月十一日
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ゆっくりと 休みの朝の 朝食の ...
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滾ぎる血も今は夕陽を眺むのみ老いる残滓の身を持て余し
平成二十八年二月十日
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冴え月の夢にも白き汝の影に貴女を偲ぶ如月の頃
平成二十八年二月九日
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年老いた主に寄り添い犬もまたよたよたとゆく似た背中して
平成二十八年二月八日
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冬の日にひとの都合で咲かせらる健気な花の色は鮮やか
平成二十八年二月七日
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煙草吸うおみなの紅き唇の触れて柔くと艶立つ紫煙
平成二十八年二月六日
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歳月の旅路の果てに見返れば同行二人の今日の安らぎ
平成二十八年二月五日
13
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鬼去れと福来たれよとささやかな願いを込めて妻と豆食む
平成二十八年二月四日
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独り居て寂しかるべき雪の夜に呼ぶ君の名の音は哀しく
平成二十八年二月三日
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なにかしら今日は佳きこと有りそうな枯れ桜木の蕾はじめる
平成二十八年二月二日
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