舞 さん
のうた一覧
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朝餉成す音目覚めつつ暫くに妻起こし来る今日の始まる
平成二十八年十月三日
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鍵盤の白きに触ればひとつ音の指に冷たき秋の日の色
平成二十八年十月二日
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ネット地図そぞろ歩める懐かしき街は虚しく君あらなくに
平成二十八年十月一日
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秋晴れの朝に白き東雲に夜長を残る有明の月
平成二十八年九月三十日
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夜半の雨残る木々の端玉響らの落つひと時に朝を映して
平成二十八年九月二十九日
13
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蜻蛉追い夕陽に追われ帰りゆく山河はいかに雲に問えども
平成二十八年九月二十八日
14
故郷の 山河は如何に 友がきは ...
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妻あれどふと行きずりの恋思う男枯れぬを嬉しくもあれ
平成二十八年九月二十七日
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帰りきて仏壇拝む母の背の小さくなりゆ吾を負う背は
平成二十八年九月二十六日
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豊穣の稲穂波立つ空高み果てなき青にはぐれ雲ゆく
平成二十八年九月二十五日
13
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わたくしの構成要素のひと欠片時に意味無く胸沈ずませる
平成二十八年九月二十四日
15
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音無くに花を朽だせる秋雨に侘びしく宿る虫も我が身も
平成二十八年九月二十三日
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鈴虫の声を肴に一杯の酒酌む夜の秋は更けゆく
平成二十八年九月二十二日
14
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いさ魚取り淋しくあらな波高み濡れ待つ妹を隠す海原
平成二十八年九月二十一日
11
我もまた 勇魚取りなる 海原に ...
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実る田に立ちて見守る農夫ある台風くると告ぐ雨のなか
平成二十八年九月二十日
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夕暮れに野仏似合う夕陽かな蜻蛉休める手向け一輪
平成二十八年九月十九日
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男の子にも女々し夜ある独り酒秋染む雨の胸の内にも
平成二十八年九月十八日
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寒む風の立ちて揺蕩うすすき穂に雨白珠の宿る長月
平成二十八年九月十七日
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降臨の予感の如く雨あがる光り満つ朝虹立ちてあり
平成二十八年九月十六日
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妻の背を妻吾の背を労りつ迷いて歩む旅の風景
平成二十八年九月十五日
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声すれど姿は見えぬ鈴虫の出でて凍えよ月光の霜
平成二十八年九月十四日
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静夜思 李白 床前看月光 ...
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