舞 さん
のうた一覧
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飛行機の雲ゆく碧き大空の果てにはあるや愁い無き街
平成二十八年十一月十二日
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寒しろに夕餉ととのえ待つ妻の声聞くときぞ今日の終われる
平成二十八年十一月十一日
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かにかくにその故郷の懐かしくただ美しき山河友がき
平成二十八年十一月十日
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「かにかくに 祇園はこひし 寝る...
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通勤す群れゆく人のひと毎に無事に帰れと待つひとのある
平成二十八年十一月九日
10
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アポロンの月は三日月上弦の冴えて貫く吾の虚ろを
平成二十八年十一月八日
13
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ひとつ身の連れ添う妻を労れど言葉と成らずただ背をさする
平成二十八年十一月七日
22
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この年に桜つぼみを撮せるはつい昨日と今日紅葉見る
平成二十八年十一月六日
15
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ゆく秋を悼むひとある夕暮れに踏まれる落ち葉音の幽けく
平成二十八年十一月五日
15
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紅葉を探して十和田みちのくへ湖の美し山の懐かし
平成二十八年十一月四日
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小春日和に洗濯を干す妻の背を眺めてのたりはぐれ雲浮く
平成二十八年十一月三日
12
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果たされぬ約束ひとつ貴女との花盛る森追憶の底
平成二十八年十一月二日
10
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枯れてゆくひと間に燃える紅葉らに霜ふり白き朝の明けゆく
平成二十八年十一月一日
13
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朝まだき団地の灯りポツポツと皆それぞれの今日をまた生く
平成二十八年十月三十一日
20
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あの頃の僕の翼は幼くてあなた一人を奪うもできず
平成二十八年十月三十日
13
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手繋ぎて歩む外人優しげに結びし指のみな同じなる
平成二十八年十月二十九日
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「寒いね」と妻の出しくる ちゃんちゃんこ その温もりの良き時節なり
平成二十八年十月二十八日
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秋桜のすでに枯れゆく野の原にふわり一羽の蝶あてもなく
平成二十八年十月二十七日
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北新地お初天神さむしろに待つ橋姫のうそやまことや
平成二十八年十月二十六日
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古今集「さむしろに 衣かたしき ...
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寒々と白き風吹く秋の暮れ烏ひと声家へ帰ると
平成二十八年十月二十五日
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音無くに降る秋雨に色果てて落ついち葉を踏みてひと行く
平成二十八年十月二十四日
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