舞 さん
のうた一覧
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少年のほほ紅の遠き日の夢のことなどふと思い出ず
平成二十九年五月十一日
9
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三日月の虚ろの舟のビル谷間夢無き街に我が影のゆく
平成二十九年五月十日
12
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木に優し雨の雫は地に満ちてやがて川へと母のもとへと
平成二十九年五月九日
13
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下らんと思いて過ごすいち日の終りに煽る苦き一杯
平成二十九年五月八日
9
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我がための朝日ならぬも春秋に拝みて今日の立夏青空
平成二十九年五月七日
12
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涙拭くハンカチ贈るひとも無く我のみ老いてふるさとの山
平成二十九年五月六日
15
「木綿のハンカチーフ」 太田裕...
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颯爽と山笑わせてふく風の色さえ清し五月晴れかな
平成二十九年五月五日
24
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さみだれの滴る墓石濡れてゆく刻まれし名を呼ぶも虚しく
平成二十九年五月四日
12
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黄昏にひとの恋しき寂しを月にかこつけ呑むひとり酒
平成二十九年五月三日
10
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ささやかな妻の贅沢ふくろ菓子ポテチウェハース買いて貯め置き
平成二十九年五月二日
10
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枯れのこる色うすべにの花びらを二つ三つ付け笑む地蔵かな
平成二十九年五月一日
15
色のこる さくら花びら うすべに...
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神前に垂れるこうべの直心打つかしわ手の音も清しく
平成二十九年四月三十日
10
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アイロンす妻の背中と語りつつぼやり雲などながむ休日
平成二十九年四月二十九日
13
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日々目覚め日毎にのぞむ朝焼けの日々に新たに吾も新たに
平成二十九年四月二十八日
15
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もうすでに進行形の恋などを語れぬ歳か夢も過去形
平成二十九年四月二十七日
22
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会社にて使いたまえと妻買いし座布団温し持ちて仕事へ
平成二十九年四月二十六日
11
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いち日をついえて集い立呑みに酒酌むひとの喜怒哀楽は
平成二十九年四月二十五日
8
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桜花常乙女らは北国へ名残も見せぬ若葉繁れる
平成二十九年四月二十四日
12
sprite かみおとめ 花咲...
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厨にて妻立ち動く音聞きつのどか朝寝の休日のたり
平成二十九年四月二十三日
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時経るにまかせて老いしひとの身の夢顧みる夜の酒苦く
平成二十九年四月二十二日
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