舞 さん
のうた一覧
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密やかに果実腐たれて甘き香の満ちゆくごとき恋もあるかな
平成二十九年五月三十一日
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みどりなす大和し美まし国原に我がまほろばのふるさとの山
平成二十九年五月三十日
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一杯の静かに沁みるひとり酒時の音さえ無き夕べかな
平成二十九年五月二十九日
12
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つめ草の盛りに咲ける片岡に降る月影の雪のごとくに
平成二十九年五月二十八日
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変わらずに何時でもここにいるからと君は笑みつつ思い出の隅
平成二十九年五月二十七日
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酔い帰る足音のみを供として明日また同じ日を過ごすため
平成二十九年五月二十六日
9
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音聞きつ潤う青葉想いつつ良き雨の降る若鮎のころ
平成二十九年五月二十五日
9
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人知れず咲きて散りゆく野の花の残す名さえも無きいさぎよさ
平成二十九年五月二十四日
13
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SDに満ちゆくメモリー折々に刻む写真の妻との歩み
平成二十九年五月二十三日
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SDカード
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「五割まで粘ってゲット」妻語る収穫聞きつ「いただきます」と
平成二十九年五月二十二日
9
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子を抱き歌聞かせつつ若母の暮れゆく街に声やわらかく
平成二十九年五月二十一日
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時折に浮かびて哀し歌となる面影もあり少年のころ
平成二十九年五月二十日
12
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何てない朝のひと時夜の憩い語らいなどを幸と言うらん
平成二十九年五月十九日
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何本か花買い帰る夜もあり無駄使いすと妻は笑みつつ
平成二十九年五月十八日
16
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木漏れ日を受けて下葉に溢れ出す光の粒子満つ五月かな
平成二十九年五月十七日
14
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みどりなす水田の苗を天つ風ネコバスのゆく夜五月晴れ
平成二十九年五月十六日
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May サツキ
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ふるさとの変わりし校舎校庭の我が足跡のあそこにここに
平成二十九年五月十五日
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はにかんだ貴方の笑みの消えぬ間に告げんとのばす指夢のなか
平成二十九年五月十四日
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寝乱れの妻の蒲団を直しやり触れずトイレへ我も老いたり
平成二十九年五月十三日
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酔うほどに我が胸を打つ誰が声か鼓動のなかの面影のひと
平成二十九年五月十二日
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