舞 さん
のうた一覧
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鈴蘭を腐たせる雨は音もなく滴り落ちる黒き土へと
令和七年六月二日
10
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朽ちてゆく遊廓の跡幻は紅き笑みする女の影か
令和七年六月一日
7
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猫バスの翔ゆく跡か青葉木ら伸びするごとく旋風の立つ
令和七年五月三十一日
8
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田植えした水田に写す大空をゆたり眺める豊穣の神
令和七年五月三十日
8
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藤棚の花一房を緩やかに揺らし初夏風のさやけく
令和七年五月二十九日
7
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階段を追い越して行く遠い日の我に似た背の影登り行く
令和七年五月二十八日
8
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父母が被せ着せたか彩りの駆けゆく子らのレインコートの色
令和七年五月二十七日
5
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肩寄せた恋人らにはリラ冷えの白の雨さえ優しげに降る
令和七年五月二十六日
10
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玉触れる音ひとときの響くなか生まれ恋して老いてゆくもの
令和七年五月二十五日
7
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老いて見る夢は十五の春の夜のまだ世を知らぬ愚かなる夢
令和七年五月二十四日
12
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踏まれても踏まれてもまた去年に咲く同じ道端小さ花咲く
令和七年五月二十三日
7
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人を恋いそぞろ歩めば花房の色香美しリラ冷えの街
令和七年五月二十二日
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朝夕に行きて帰りて一日を何事もなくまた一つ老い
令和七年五月二十一日
4
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花の香の五月に満てる北の街人恋寒きリラ冷えの夜
令和七年五月二十日
6
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北国の吹雪の果ての五月晴れ見上げ青葉の木洩れ日を受け
令和七年五月十九日
3
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慎ましく咲く鈴蘭の白愛でつ毒持つ花と呟く乙女
令和七年五月十八日
5
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晴れやかな空の下行く旅人を誘いて旨き唐黍ワゴン
令和七年五月十七日
6
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滴りて色新たにす朝露に濡れて香を増す一房の花
令和七年五月十六日
8
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空広く新しき恋あるようなライラック咲く北のこの街
令和七年五月十五日
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ギヤマンの深き琥珀の火の酒の酔い沁むほどの恋をしたくも
令和七年五月十四日
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