舞 さん
のうた一覧
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古里の草木塔に雪の積む山の深みの人知らぬ碑に
平成三十年一月六日
10
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危なげな老い行く母の歩むあと小さな背中眺めながらに
平成三十年一月五日
9
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雪降るに降るにまかせて地蔵立つ人もあら無き深山の里に
平成三十年一月四日
14
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腐たれ散る色くれないの花びらの踏みしだかれて山茶花の道
平成三十年一月三日
12
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正月はゴロリゴロリと寝正月めでたくもありめでたくもなし
平成三十年一月二日
6
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あらたまの明けくる朝日この年をまた佳き年と成せと拝みて
平成三十年一月一日
17
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花びらを数えるような恋心まだ憧れる季節は過ぎれど
平成二十九年十二月三十一日
10
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父は手を母は子を抱き四人して語りつ歩む川の字の影
平成二十九年十二月三十日
14
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帰省する人々の持つ荷物には皆それぞれの思い籠りて
平成二十九年十二月二十九日
12
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ダム底に沈みゆく村道脇の道祖神のみ仲睦まじく
平成二十九年十二月二十八日
11
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モノクロの街を過ぎゆく季節らの冬には赤き山茶花の花
平成二十九年十二月二十七日
13
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か弱くも灯をともし行けそれぞれに歩むべき道ジェダイ無き世に
平成二十九年十二月二十六日
7
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密やかに雪降る音の聞こえくる妻と籠れる聖夜更けゆく
平成二十九年十二月二十五日
10
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大事げにケーキ箱持ち電車降る家族待つのはパパかケーキか
平成二十九年十二月二十四日
9
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妻作るおにぎり食みて缶ビール出張先のビジホ侘しく
平成二十九年十二月二十三日
10
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歩み来る道に跡無く人などはこんなもんさと酒を傾け
平成二十九年十二月二十二日
8
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花盛る言の葉の森葉隠れに色咲き残す花ぞ愛しく
平成二十九年十二月二十一日
12
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北国のしばれる朝を頬染めて少女ら歩む雪通学路
平成二十九年十二月二十日
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いつの世も愛してるとかいないとかひと恋う思い変わらぬものを
平成二十九年十二月十九日
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記憶する君の面影変わらぬに哀しかるべき吾が老いの影
平成二十九年十二月十八日
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