舞 さん
のうた一覧
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初雪の百年ぶりのようやくに薄化粧する札幌の街
平成三十年十一月二十一日
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札幌 ついに初雪 128年ぶりの...
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時戻すなすよしもがな秋小雨に濡れつ肩寄すカップル羨まし
平成三十年十一月二十日
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木枯しに磨がれて散りし公孫樹木の黄金のうえを子らは駆けゆく
平成三十年十一月十九日
15
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ねぐらへと帰るカラスの鳴く声を背なに聞きつつ吾れも我が家へ
平成三十年十一月十八日
5
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ひと杯の酒の酔いなるひとの世の良きも悪きも心ひとつに
平成三十年十一月十七日
13
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少しづつ夢すり減らしいち日を過ごしすぎつつまた一つ老い
平成三十年十一月十六日
7
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はしゃぎつつ漫ろ街ゆく愚かなる若者の群れやや羨ましくも
平成三十年十一月十五日
6
男の子らの 酒の騒ぎも 今、昔し...
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遠き日に慕いて恋てくちづけも触れることなきその名哀しも
平成三十年十一月十四日
10
時遠み セピアに変わる 写真には...
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酒呑みもいつの間にやら適量を知る歳となる白玉の秋
平成三十年十一月十三日
10
「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒...
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小春日に雪囲いするひとの背に枯れ葉いち葉一休みかな
平成三十年十一月十二日
7
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朽ちてゆく身には贅沢小春日の木洩れ日温き秋のいち日
平成三十年十一月十一日
8
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幸せにすると誓いて添い生きる洗い物する丸き妻の背
平成三十年十一月十日
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朝日うけランドセル背負う子供らの群れに混じりて老いの身もいく
平成三十年十一月九日
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北風にうつろ枯れ葉のかそけきを音と定めん立冬の日の
平成三十年十一月八日
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吾れと吾がはらからのみを生きてきた証しとぞして母隠れゆく
平成三十年十一月七日
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恋という言葉おぼえる幼きの日を懐かしむ秋の暮れかな
平成三十年十一月六日
8
今から思えば幼かったと
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闌ける秋朝に哀し重ねゆく日には移ろう紅葉葉の色
平成三十年十一月五日
6
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生きる場を選べぬものはたくましくその場その場にひたすらに咲く
平成三十年十一月四日
8
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逝くひとのその面影を偲ぶ夜はただ悔やみのみ親不孝吾れ
平成三十年十一月三日
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ペーパーの写真は既にセピア色小さき吾れあり母笑みてあり
平成三十年十一月二日
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