舞 さん
のうた一覧
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春待つも色無き色に色添える雪降り尽きぬ二月晦日
平成三十一年二月二十八日
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春やや遠き如月の末
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疾く疾くと廻る季節の年ごとに時に急かさるわが身なりけれ
平成三十一年二月二十七日
5
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紅のベニさす指はそにかざす光を待てるたおや真白に
平成三十一年二月二十六日
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針刺せる 化粧けの無き 看護師の...
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こんな日もまああったなと藤村の前髪の詩閉じつ酒酌む
平成三十一年二月二十五日
6
初 恋 島崎藤村 まだあげ初...
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満ち足りた休日の朝妻淹れる茶のまったりと沁みる温もり
平成三十一年二月二十四日
7
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誕生日向かえし朝に目覚たる我産む母も目覚めたる朝
平成三十一年二月二十三日
4
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あの頃は子供であったとごめんなと記憶の君に告げるひと言
平成三十一年二月二十二日
6
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独り酒今日のツマミは気まぐれに思い出ひとつ貴女との恋
平成三十一年二月二十一日
7
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明日の世を生きる者達ランドセル重げも見せず駆け抜けて行く
平成三十一年二月二十日
5
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妻の手を良い年をして怖い夢見たとも言えず探す真夜中
平成三十一年二月十九日
12
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ささくれも夜爪切るも気づかいはもう要らないと虚ろ淋しく
平成三十一年二月十八日
8
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思い出の糸を紡げば淋しげな夕やけ色はあなたへ続く
平成三十一年二月十七日
7
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御み脚は寒くあらずや紅くして若きおみなの凜と歩める
平成三十一年二月十六日
6
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廻り来てもう何個めか年ごとにややビター増す妻のチョコかな
平成三十一年二月十五日
9
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吹ぶ雪の遊女の忍び哭くような虎落の音のこの夕べかな
平成三十一年二月十四日
7
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女々しいと思われて良いもう一度あなたの笑みを見たい独り夜
平成三十一年二月十三日
5
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恋人ら手つなぎ歩むその手にも真白な星の降る北の街
平成三十一年二月十二日
4
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戯れのひとよに一首たどたどしうたなど遺し覚める明星
平成三十一年二月十一日
7
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転んだと言えばアレコレ小うるさく一人シップす妻に隠れて
平成三十一年二月十日
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転ぶなと 足滑らすな 気を付けよ...
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窓からは覗く凍月寒いねと語りかけても寒き如月
平成三十一年二月九日
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