舞 さん
のうた一覧
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射干玉の夜の底に棲み時として疼き偲ばす遠き日の恋
平成三十一年四月二十五日
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吾れも撮れ吾れも撮せと野の花の語りかけ来る木漏れ日の小径
平成三十一年四月二十四日
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咲き初むと青葉繁ると北南日本列島春花暦
平成三十一年四月二十三日
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昨日見つ今日もまた見つ早乙女のはにかむごとく桜つぼみは
平成三十一年四月二十二日
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札幌はまだ咲きません
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背を丸め吾が影を踏み踏みてゆく足跡もなき黄昏の道
平成三十一年四月二十一日
11
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去年の花変わらぬままに咲き匂え共に見しひと今はなくとも
平成三十一年四月二十日
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時の旅歩める者の一里塚ひと冬耐えて咲き散る桜
平成三十一年四月十九日
9
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蝶々を今日見初めたる卯の月の春の始まる北の国にも
平成三十一年四月十八日
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鍋コンロ流しまな板妻の立つ台所から歌が聞こえる
平成三十一年四月十七日
9
キッチンの 妻の背中が 歌ってる...
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秘めしままひと夜契りもなきひとに卯の月の花咲くも哀しく
平成三十一年四月十六日
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春弥生 別れて幾度 卯の月の 彩...
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幾らかの残る潤い老いの身に疼くも寂しこの恋心
平成三十一年四月十五日
10
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人は知らぬ日陰にも咲く花のいてひなたの花とそれぞれの春
平成三十一年四月十四日
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日陰にも 花は咲くなり 春うらら...
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縮こまる日陰の雪に元気出せ蹴りあげ問えば俺はお前と
平成三十一年四月十三日
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駅までは父子一緒に気はせくも子の背中見つ歩みあわせて
平成三十一年四月十二日
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物理的空気のゆらぎ振動に人はよろこびひとは泪す
平成三十一年四月十一日
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摘みきたる野の水仙のひと時のいのちを愛でる妻とふたりで
平成三十一年四月十日
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背を丸めまた今日もまた行き帰りいち日を終えひとつ老いゆく
平成三十一年四月九日
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春のよは いたずらにゆく 花の夢 頬くれないの 少年の日々
平成三十一年四月八日
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面影にさしのべる手はとどかないさよならの日の余韻の記憶
平成三十一年四月七日
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三月十八日歌会の、子を衣替えしま...
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美しの月に和やむ風さつき晴れやに満つる花も言祝ぐ
平成三十一年四月六日
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