舞 さん
のうた一覧
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三日月の光りは磨がれ冬の夜の白物凄き雪明かり照る
令和二年二月十三日
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粉雪は風にさ乱れ人染める街も吾さえ白ひと色に
令和二年二月十二日
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髪に降る雪も美し乙女子は雪女のごとき紅き唇
令和二年二月十一日
7
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雪鳴りの小気味良き音踏みしめていざ出勤すマイナス十度
令和二年二月十日
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寝れぬ夜半遠き獣の追い来きたる唸りのごとく除雪機の音
令和二年二月九日
7
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老夫婦手つなぎ歩むカップの手とは違った温もりの色
令和二年二月八日
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雪知らぬ南の街の青空のあっけらかんと明かき立春
令和二年二月六日
11
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雪明かりおぼろ月夜のほの明かりのどかにたどるわが家への道
令和二年二月五日
8
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手作りのつつましやかな恵方巻き妻と黙して幸願いつつ
令和二年二月四日
11
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うたた寝す妻の背中の小さげに思えるような午後の日だまり
令和二年二月三日
11
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沙流川の古きコタンに祀られる淋しからずや英雄ひとり
令和二年二月二日
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この社の景色、中尊寺からの衣川の...
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ピリカらのさざめく声も川の瀨の音に変わってコタン朽ちはて
令和二年二月二日
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ピリカ⇔良い美しい⇔娘子
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チセの灯に集う家族にユーカラを語れる声や雪の降る音か
令和二年二月二日
6
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オバサンら「嫁言うまま」と子の愚痴を語るお茶会 まぁいつの世も
令和二年二月一日
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弥栄に降る雪積もれこの街を吾をも染めよ白ひと色に
令和二年一月三十日
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小さ子を乗せたソリ引き若母が買い物へゆく北風物詩
令和二年一月二十九日
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何気ない街の夕やけ美しと思えるほどにはまだ生きている
令和二年一月二十八日
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マドロスのパイプの香り小樽なるコジャレた色の海にあう街
令和二年一月二十七日
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凍てついた冬青空の朝ぼらけおばろに残る白き三日月
令和二年一月二十六日
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下の子の手引いて急ぐ母のあと姉つまずくも気丈追いかけ
令和二年一月二十四日
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