舞 さん
のうた一覧
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残り雪眺め湯けむり露天風呂岩の向こうの妻と語りつ
令和二年四月十九日
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木の校舎僕だけいない教室をさ迷いさがす夢も懐かし
令和二年四月十八日
10
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ウイルスも非常事態宣言も幼さ子ら無心に遊ぶ声のうつくし
令和二年四月十七日
7
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芽吹きつつ花も咲きつつひと時に季節は闌けゆく北国の春
令和二年四月十六日
11
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北の地の春のまほろばささやかな国誉めの歌小鳥らの声
令和二年四月十五日
9
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散歩する犬と飼い主手綱持つひとと犬との似たる顔かな
令和二年四月十四日
5
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黒土の命あるもの踏むごとく押し返しくる柔らな力
令和二年四月十三日
8
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荼毘されし小さな母のこの骨の背に背負われし吾であったと
令和二年四月十二日
14
去る者は 日々に疎しと 戻り来ぬ...
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ブランコを天にとどけとこぐ子らの無邪気さ羨まし雲越えてゆけ
令和二年四月十一日
6
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いつ頃か酒呑む背中父に似て酔いに呟く愚痴も似てると
令和二年四月十日
10
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まだまだと気は若かくてもゆく年にしたがう体もう草食系
令和二年四月八日
2
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この朝見上げる空の逝くひとの見ることのなき雲の色かな
令和二年四月八日
9
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冬寒き日を越してこそ桜木の花は咲くとや老いひと語る
令和二年四月六日
7
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バッケらの若さみどりの萌えいでる北の国にも晴明のころ
令和二年四月五日
7
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「早いな」と「あっというま」と 記念日に妻と語りつ飾ることも無く
令和二年四月四日
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花を待つ北の国にも先駆けてまず乙女子の春を装おう
令和二年四月三日
10
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かたき芽に滴り落ちて花解けと優しげに降る卯の月の雨
令和二年四月二日
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ひと冬を経してぞ軽きカメ虫のむくろ問い来る春は如何にと
令和二年四月一日
10
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新しき春靴おろしいざ会社良きことあると思わせる朝
令和二年三月三十一日
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汚れても邪魔にされても消えぬぞと意地やや羨まし残り雪かな
令和二年三月三十日
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