舞 さん
のうた一覧
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いち日を白の舞い落つ霜月の身にはしみくる冬の初むころ
令和元年十一月十六日
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風邪を病む妻の背さすり腰さすり他にすべなくただオロオロと
令和元年十一月十五日
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歩み来てこのひと時は小春日の木洩れ日をゆく影とふたりし
令和元年十一月十四日
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見返せばよろこびよりも悔やみのみ何はともあれひとよの夢と
令和元年十一月十二日
5
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幅広き街と歌える旅人は如何にか見上ぐ清む秋の空
令和元年十一月十一日
4
「しんとして幅広き街の秋の夜の玉...
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虎落笛哭くな木枯らし暮れの空背屈め歩む虚ろな胸に
令和元年十一月十日
8
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いつの日か言うべき言葉ありがとと台所立つ妻の背中に
令和元年十一月九日
7
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一杯の茶の温もりの有り難く冬立つ朝の白きひと時
令和元年十一月八日
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コップ酒浮かべる夢も無い日々に雪降るまでの夜を数えて
令和元年十一月七日
9
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軽やかに駅の階段駆け上る女子高生のスカートの裾
令和元年十一月六日
3
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古のアイヌひとらもこの空のこの紅葉の色に染まるや
令和元年十一月五日
4
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落ち葉踏む音さえ楽し木洩れ日を駆けはしゃぐ子ら秋は豊穣
令和元年十一月三日
8
札幌日の丸公園にて
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いずこより来ると問わば父母とまたおいゆかんその逝くもとへ
令和元年十一月二日
8
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柔らかな落ち葉の径を踏み歩む暮れゆく秋の色に染まりつ
令和元年十一月一日
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十月ももう終わるねと茶を啜り妻と語らう小春日和に
令和元年十月三十一日
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窓開けて「冬の匂いする」空見上げ妻のくせして洒落たひと言
令和元年十月三十日
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母を呼ぶ仔猫なく声何処からか音にはならぬ胸の闇から
令和元年十月二十九日
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夜衣をかへしてぞ着る リバーシブルも今じゃファッション世も様変わり
令和元年十月二十四日
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宣明の言霊凛とやまとなる清きみ国の山河に満つ
令和元年十月二十四日
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地獄とも天国ともゆうひとの世にあと幾年か右往左往す
令和元年十月二十三日
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