舞 さん
のうた一覧
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歌詠む日ただ愛でる日もいち日はいのち費やす同じいち日
令和二年十一月八日
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雨の日の眠らぬ街の煌めきはおんなの流す泪のように
令和二年十一月七日
3
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勇魚取りシリウスめざし一の銛放つがごとき木枯らしの声
令和二年十一月六日
3
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地蔵へと枯れ葉いち葉手向けする秋風のふく日本晴れかな
令和二年十一月五日
7
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赤トンボねいやは去りて白秋忌ギヤマン満たす酒さえ寒く
令和二年十一月三日
7
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野良犬が傷舐めるよに火の酒を舐めては吐息哭き声にも似て
令和二年十一月二日
4
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これ持って!ここで待ってて!パパていう優し生き物おちこちに居て
令和二年十一月一日
5
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海渡る蝶あると聞く何事も為さずに終わる吾が秋の暮れ
令和二年十月三十一日
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紅顔の少年老いてうつりゆき降る紅葉に憂いは深く
令和二年十月三十日
6
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こぼれ出た愚痴を満たした冷や酒を背中くぐめて啜る老い人
令和二年十月二十九日
5
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枯れ葉踏むかそけき音のなにかにともの思わせる午後の小春日
令和二年十月二十八日
7
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去る父と吾の歳とを数えてはひとり酒する似た手付きして
令和二年十月二十七日
4
あと幾つ 父逝く歳と 我が歳を ...
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すすき穂か揺れて呼ぶ月寂しげな痩せた三日月我が影写す
令和二年十月二十六日
7
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何もかも刻さえ持つと知らぬまま野良犬みたいに餓えていた頃
令和二年十月二十五日
4
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ペコロスの母でも良いから逢いたいとふと思わせる秋色の街
令和二年十月二十四日
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作者❨岡野雄一❩と、認知症を患っ...
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背をまるめ暗い酒場の片隅で泪のような酒に酔う夜
令和二年十月二十三日
7
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赤ちゃんが笑いて語る胸のなか母も応える同じ言の葉
令和二年十月二十二日
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幾日を残して咲くや野の花の冬来るまでの街の彩り
令和二年十月二十一日
6
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蝶々の二頭たわむれ戯れて昇り下りす小春日の空
令和二年十月二十日
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星落ちて小さ子の手に金平糖色それぞれに甘き夢見て
令和二年十月十九日
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